第60回 有馬記念
払戻金
競走成績
《振り返って》
有馬記念ってのは、やっぱり普通のレースじゃないんですね。 買う方にとっても大きなイベントなのはもちろん、関係者にとっても価値が違うのか、各陣営の思惑がいつも以上に複雑に入り組んだ結果、妙な展開になることがあるんですよね。 今回で言えば久々に見た謎のスローペース。まるで馬を壊さないようにそっと走らせてるみたいな前半。ゴールドシップが向正面で仕掛けたけど、3コーナーの入口の時点で差し馬の希望はほぼゼロでした。こうなったらもうどうしようもありません。ヒットザターゲットやアルバートで勝負した僕らはリラックスして見られたというものです。 ちなみに僕がこのレースに酷似していると思ったのは、オグリキャップの有馬記念でした。謎のスローペースで人気馬が何とも煮え切らない状態でいるうちに抜け出したんですよね。でもあのレース、リアルバースデーがレース中に骨折していなければ勝てたと今でも信じています。 (西ノ海嘉治郎;2016/02/21)
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