中央競馬専門紙
楡馬
本紙/アドロ○○
早いもので今年ももう最終号である。今までの「楡馬」を読み返して思うのだが、これほど不条理な競馬新聞も珍しい。記事には3分の1程しかレースについて書かれておらず、おまけに何故出てきたのか分からない語句の数々。更には皆さんもお気づきであろう相撲ネタの数々。全くもって不可解な新聞である。しかし我々は面白いネタで自己満足する為に作っている面が多分にあるので、新聞内容は今後もより不可解になっていくであろう。来年もわけのわからん「楡馬」を良かったら宜しくどうぞ。
さて、第31回スプリンターズSだが、本命はワシントンカラーとし、対抗をタイキシャトル。実績で見劣りするが、中山芝千二という条件では逆転もあると見る。三番手はキョウエイマーチ。スピードを生かせれば先行して楽勝も。あとはキステナ、スギノハヤカゼ、メンズイクスクルーシブか。最後に中山大障害の予想を。本命はケイティタイガー。対抗にチアズロッキーを。三番手はセンターゼウス。65キロのポレールは注意程度に。 打首獄門
西村京太郎の小説に『日本ダービー殺人事件』という作品がある。少し昔の作品だがダービーの大本命馬の騎手と馬主が脅迫されるところから事件は発展していく、という内容である。それはさておき、ここで問題なのはその「あとがき」である。その中で著者は、内部の人間の間では公然と八百長話が交わされていた、と述べている。競馬は八百長だ、と言い切っているのである。いかにもウソ臭い話だが、もしこれが本当なら、先日のJCではJRAの購入馬ピルサドスキーは「測った」、ではなく「謀った」ように差し切った、ということになるのだろうか。まぁ、作品自体は結構面白いと思うので、機会があれば読んでみるとよいでしょう。だいたい本当に八百長があるのなら今頃『八百長−中央競馬会一刀両断』なんて本が出ていてもおかしくないハズである。
さてスプリンターズSであるが、とりあえず中山の荒れた馬場で力を発揮しそうなシンコウフォレストを単穴に指名。直線に坂のあるコースでは失速しがちなエイシンバーリン、絶好調でもGTでは決め手不足なスギノハヤカゼ、昨年ほどの勢いが見られないフラワーパーク、力はあっても鞍上が信用できないワシントンカラーらは消し。胡散臭い外国馬も全て消し。あとは右の通り。 (▼▼)
理事長の
スプリンターズS:
中山大障害(秋):
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第119回
中山大障害(秋)
第31回 スプリンターズステークス
第31回 スプリンターズS(GT) 12月14日 中山競馬場 芝1200m・外
それゆけガッチー vol.2
どぉもー、●●です。今週のスプリンターズSは必見である。いや、ビデオに録っておいた方がいいかもしれない。何故なら田原成貴の最後のGTとなるからである。ヤツは、関西テレビのドリーム競馬でゲストで呼ばれ、テレビに映るたびに帽子を脱ぐような大変律儀な38歳のイイ男である。また一昨年の有馬記念では十字を切って投げキッスをするような大変敬虔なクリスチャンである。平成5年の有馬記念では松元省厩舎のトウカイテイオーの復活レースで涙した大変センチなカワイイヤツである。そんなヤツがフラワーパークでGTに出走するのである。お気づきの方もいるだろうが、フラワーPも松元省厩舎であり、復活レースの予感である。フラワーPも栗東坂路で49秒台をマークするなど、万全の態勢で臨めるはずである。相手は逃げてしぶといキョウエイマーチ。三番手に中山千二の実績が光るワシントンカラーあたりに注意である。
土曜の中山大障害の本命はアワパラゴンにコンマ1秒差のケイティタイガー。対抗は堅実なレースがウリのセンターゼウス。単穴としていかにも飛越が上手そうなジャンピングジョブまで押さえたい。 (●●)
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