皐月賞は凄い予想をした。おととしのエ女王杯以来の万馬券的中である。その時に確か「こんな事は二度とないだろう」ということを書いた記憶があったが、何と二度目はあったのである。さすがに三度目はないだろう。あったとしても確率的には再来年まで待たねばならず、その頃にはおれは学生ではないはずだからだ。（二度目の留年をしなければの話だが）
　で、今年は「三強対決」の天皇賞である。が、この言葉は信じられない。去年の「二強」が崩れて「競馬に絶対はない」ということを思い知らされたからである。仮に去年のローレルのような大物が隠れていないとしても、やはり信じられない。そこで、本命は思い切ってビッグシンボルで行く。長距離実績と先行力があり、競って強い。3200なら狙っても良いはずだ。対抗はマヤノトップガン。折り合いがつけばそう簡単に負ける馬ではない。３番手はサクラローレル。唯一の問題はローテーションだ。押さえにはどんどん強くなるマーベラスサンデー、立て直しを図ったインターライナー、やはり星野忍に乗って欲しかった名障害馬ポレールまで。あと、今週から６月12日まで札幌で道営が始まっています。みなさん是非生の競馬を見に行ってみて下さい。面白いですよ。

　今年の春の天皇賞はサクラローレルの取捨がすべてだろう。常識的に考えて４ヶ月の休養明けで淀の3200ｍを克服するというのは非常に難しい。しかし、これは予定通りのローテーションであり、乗り込みも十分である。それに鉄砲も利くので、この厳しい条件もクリアしてくれるとみた。そのサクラローレルの最大の強敵は阪神大賞典を楽勝したマヤノトップガンだろう。去年の天皇賞・春では掛かってしまったが、自分のペースで気分良く走れるときは恐ろしいほどの力を発揮する馬である。去年のようなことはないだろう。３番手にはロイヤルタッチをとりあげる。１年以上勝ってないが、安定感は抜群。去年のクラシック戦線をにぎわした馬だし、菊花賞ではダンスインザダークに迫った。ただ小さい馬なので58キロを克服できるかが心配である。あとは、前走楽勝のマーベラスサンデー、長距離得意のビッグシンボルまで。

　１年生のみなさん、はじめまして。また、すでに私をご存じの方、こんにちは。皐月賞号でちょっとだけウワサになった□□です。今はリクルートスーツを着たまま、大通の紀伊国屋書店に行って真剣な様子で競馬四季報をめくり、競馬ライバル読本を買って帰るほどの競馬好きであすが、大学入学当時は、競馬のケの字も知らない大相撲ファンでした。そんな私を競馬道に引きずりこんだ因果な馬はビワハヤヒデという灰色の馬でした…。とにかく、競馬のことを知らなくても「あの馬可愛いから応援する」で立派な競馬ファンです。まずやってみてください。詳しいことは親切な先輩がちゃんと教えますし、心配しないでやって来て下さい。ウインズの入り方も教えるし(笑)。