中央競馬専門紙
w e b 楡馬
本紙/青汁注射
先日JRAが宝塚記念×シティーハンターという妙なコラボを発表していました。思わず「何故?」と言ってしまいたくなるコラボですが、どうも宝塚歌劇団が8月にシティーハンターの公演をやることが関係している模様。 主役の冴羽が劇中で「新宿の種馬」ってあだ名を持つ設定だから競馬繋がりはまだ解るが、宝塚歌劇団じゃ「もっこり」は出来ないだろ? 大男の海坊主とか雰囲気すら出せんだろ?等々、むしろ宝塚歌劇団×シティーハンターの方がどうかしていると言いたい。 そんな宝塚歌劇団×シティーハンター×JRAという謎のコラボ。宝塚記念当日は役者が表彰式プレゼンターを務めるのはまぁあるあるとして、最終レース後には「Get Wild」が場内に流れ、観戦に訪れた方が一仕事を終えた感でお帰りいただける演出をすると思われます。 さて、ダービー号だっていうのに宝塚記念の話をしてしまった青汁注射の予想。 本命はタイトルホルダー。今のところタイトルは弥生賞だけだが、ここで大きなタイトルを獲る。対抗はステラヴェローチェ。上述した海坊主の本名が伊集院隼人だし、隼人繋がり。 ちなみに「ファミマ入店音に乗っ取られたGet Wild」という動画(というか音楽)がおススメです。 剪定 ≠ 伐採
東京オリパラが人々の感情を弄ぶ装置になりつつあるこの頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。メディアが煽りすぎですが、五輪が始まったら人々は熱中するし、メディアは選手のどうでも良い情報を掘り下げるだろうし、今は浮かれ前の形式お怒りモードに見えますが、私は歪んでいるので大丈夫です。 天下の大新聞「朝日新聞」様が東京五輪の開催に反対、でもオフィシャルスポンサーは辞めません、各競技の取材と報道を続けます、という自社ファン向けのアピールをしでかしていますが恥ずかしい限り。開催が本決まりだから「俺は反対したよ」というポーズを決め込んだとの意見もあり「今後波紋を広げそうです」。反対するなら一切の五輪関連記事を掲載しないか黒塗りすればよいが、覚悟はないので単なるおふざけ。すでに報道機関ではなくファンクラブ向けサービスなので各記者の腕章は「報道」ではなく「戯言」としてもらいたいものです。あらいやだ、怒っちゃった。ウペペサンケ山に登ってきます。 さて今週の予想。新規の競馬ファンが牧場に突入して大問題、が一番人気。サイバーエージェント社は迷惑装置だと競馬関係者からクレーム、が二番人気。藤田晋だけが大儲け、が単枠指定。 (鎌倉重明) |
第88回
出馬登録17頭は第11回(1942年)以来
東京優駿
第88回 東京優駿(GT) 5月30日 東京競馬場 芝2400m
老当益壮
さて、今週はエフフォーリアの二冠がかかったダービーですね。鞍上は横山武史。いつの間にか横山典弘の三男がダービーの一番人気に乗るようになりました。しかしもっと驚くのは、父親が53歳でまだ現役だってことです。この年齢で一線級の活躍をするなんて、以前では考えられませんでした。 もっとも、この世代が毎年のように最高齢ダービー出場記録を更新しているかというとそうでもなく、実は戦前にはもっと高齢で出走した騎手がおりました。イエリュウが勝った昭和15年、ハラミという美味しそうな名前の馬に騎乗した高橋伊三郎が何と56歳で出場しています。この人、以前は徳田という姓で「ヘン徳さん」と呼ばれる変わり者だったそうです。しかし腕は本物で、2回しかない目黒のダービーでは人気薄の馬を2着と3着に持ってきています。 もちろん80年前と今ではいろいろ違うでしょうが、それでも今より競技寿命が短いであろう世界で56歳まで乗り、ダービーに出ることは簡単ではないでしょう。ちょっとくらい「ヘン」じゃなければできなかったのではないかと想像しています。 では予想。アーロン・ロジャース今年もなんだかんでGBに戻り、フリオ・ジョーンズはNEに向かうとみた。それにしても、多けりゃいいってもんじゃないとはいえ、17頭は迫力ないなあ。 (西ノ海嘉治郎)
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