中央競馬専門紙
w e b 楡馬
本紙/鎌倉重明
イランでタンカーが襲われるという大変な事件がありましたが、日本国内ではさほど大騒ぎになりませんでした。戦争につながるようなとんでもない事件ですが、これはあえて触れないようにしているのでしょうかね。それとも単に日本のマスメディアが重要性を理解していないだけなのか。まあいいや。皇室の結婚問題のほうが関心事項ですかね。 それにしても先週の国営競馬の競走除外はとんでもない事件でした。国営競馬は公正確保に血眼のくせに自身の検査体制は節穴だらけだったというコントですね。 さて今週の予想。アルゼンチンが予選通過で覚醒したのではないか、が一番人気。やっぱりアメリカは強い、が二番人気。結果が出ない高倉監督へのバッシングが止まらない、が単枠指定。 強く当たって後は流れで
先週の150頭超の多頭数除外は笑えないけど笑える事件でしたねぇ。こんなことってあるんだw、みたいな。 事実上JRAのお墨付きで売ってた飼料に禁止薬物って、厩舎サイドからしてみたら、アンタそりゃないよ、でしょうねぇ。事態発覚が出馬表確定後だけに、除外された馬だけでなく、抽選で出走を逃した飼料未使用で除外対象外の馬も、ある意味で出走機会を奪われたようなもの。 そう考えると、強行した先週の開催は不公平感満載だったと思うんですよ。4鞍中3鞍が除外になった土曜の小牧太みたいに、騎乗機会が奪われたのは騎手も同様。いっそ開催を中止したほうが良かったんじゃないかと。そもそもの原因は主催者のJRAにあるんだし。 この余波は地方競馬にまで及んで、金沢では複勝誤発売。これどうやって回収するんでしょう? まぁ金沢のケースは自分たちのミスですけど、禁止薬物の出走機会損失は不可抗力でしょうから、「責任者、出てこい!」ってヤツですよ。今後の さて、馬券が当たるクスリってないものかと思ってる青汁注射の予想。本命はアルアイン。直近の阪神での古馬G1優勝馬なんだからこれでしょ。あと、怪我から復帰した吉田豊にも期待。 (青汁注射)
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第60回
国際レース?ええ、まぁ 宝塚記念
第60回 宝塚記念(GT) 6月23日 阪神競馬場 芝2200m
マイナスイメージ
最近スポーツでミスを見る機会が増えているような気がします。 といっても、プレイヤーのミスではなく、競馬で言えば複勝を売る対象を間違えたとか、正規のルートで入手された飼料に禁止薬物が入っていたというようなもの。 競馬以外では審判絡みが目立ちます。野球やサッカー、アメフトでもビデオレフリーを積極的に活用しているのですが、映像分析が判定の向上に役立っているとは言えず、むしろとんでもない誤審やジャッジの恣意性を疑われる結果が目立っているようにさえ思えます。 ところで、僕はほぼ同じ話を去年の宝塚記念号で書いているんですね。春眠暁を覚えずとか天高く馬肥ゆる秋みたいに、運営のトラブルや誤審が頻発したり、それが気になりやすい初夏みたいなものがあるんでしょうか。背景にはいろいろなことがあるんでしょうけど、一年経ってもそういう印象が変わらんってのは良くないですよね。 では予想。何が勝ってもおかしくないと考えた瞬間に「印打つ馬いねえなあ」と思ってしまうような人間はそもそも馬券や予想に向いていないと見ています。 (西ノ海嘉治郎)
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