中央競馬専門紙
w e b 楡馬
本紙/鎌倉重明
生物の進化というのは不思議である。生き延びようとするために、体を変化させていく。たとえば、キリン。高い木の葉っぱを食べるためにクビが長くなった。 身体的な変化によって生き延びようとする生物がいる。しかしその進化の方法が間違った生物もいるのではないか。 たとえば、帆立貝。おいしいから人間に食べられてしまう。まずかったら人間に食べられないから生き延びるチャンスが増えると思う。ウニやカニも同じ。まずくなる進化であれば、あんなに食べられることはないのに。殻を硬くするという進化も、スプーンですくわれたらあっという間だ。カニなんてあんなに硬い甲羅を擁しても、茹でられてハサミで切り刻まれる。おいしくなかったら捕まらずにすんだのに。 しかしウニやカニを最初に食べた人たちは何なのか。他に食べるものがあっただろうに。たぶん基地外だったんだろうな。 さて基地外による今週の予想。広島の大竹は巨人で9勝12敗の大活躍。西武の片岡は巨人が獲得し、.267、打点36の大活躍。日ハムの鶴岡は.289、盗塁阻止率.210の大活躍。プロテクト漏れの巽投手を獲得した日公が優勝。競馬は1番人気から下ろされた岩田が猛烈な寄せを演じてよくわからない馬が優勝と見た。 犬も歩けば皿に乗るL
ついこの間年が明けたと思ったら、もうジャパンカップの週ですよ。早いですねえ。しかし僕らが紙の楡馬を作っていた頃に比べて、このレースの有り難みがないのなんのって。 日本馬のレベルが上がったのはもちろん良いことなんだけど、如何せん海外からいい馬が来てくれなくなった。昔は欧米の大きいところが終わったらシーズンの最後に日本で一戦というのも多かったんだけど、最近はどうやら香港に良い馬が行ってしまうため、日本はいいやということになってしまうらしい。 どうやったらジャパンカップに海外勢が参戦してくれるようになるか。答えは簡単、香港ヴァーズのスポンサーになり命名権を買い取って「ジャパンカップ」にしてしまえばいいだろう。どうせ数千頭いる日本の競走馬のうち10頭くらいしか行かないし、適当にルール作って馬券も売ればそこそこ盛り上がるだろう。空いた国内では、是非28頭立てのオープン特別でもやってほしい。 まあいいや、予想しましょうか。明日の注目はこの大会の予選、アフガニスタン対ケニア、UAE対アメリカ、アイルランド対香港といったところだが、それぞれケニア、アメリカ、アイルランドが有利と見る。 (西ノ海嘉治郎)
今週の名言
馬券をハズしているのではない。JRAに貯金しているのだ |
第33回
オワコン感が漂う国際招待競走 Japan Cup
第33回 ジャパンカップ(GT) 11月24日 東京競馬場 芝2400m
強く当たって後は流れで
どうも。「パイプライン」という文字を何故か「フライパン」と読んでしまうくらい、どうやら疲れている青汁注射です。 皆さん、既にお聞き及びかと思いますが、来週行われる「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」の出場騎手が発表されましたね。。 やはり注目は何と言ってもゲイリー・スティーヴンス騎手。1998年以来の出場ですが、忘れられないのが、このとき制した土曜メイン・ゴールデンスパーT。これを中継していたテレビ東京『土曜競馬中継』の司会・結城未来さんの「スティ騎手」発言。音源がありますので、まぁお聞きください。 いかがです? 新聞の馬柱に書かれた騎手名をそのまま読み上げちゃったんでしょうね。ちょっと考えられない間違いですよ、結城さん。解説のスポニチ・梅崎氏の冷静な訂正がまた秀逸です。 おっと、注目はスティーヴンス騎手と言っておきながら、結城未来さんの話になってますね。来週のスティ騎手の騎乗ぶりに注目しましょう。結城さんも万田酵素のCMをしながら「スティ騎手」とつぶやいてくれることと思います。 さて予想。日本のトップホースは出走しない。外国馬は3頭だけ、それも一線級じゃない。1600万クラスを勝ち上がったばかりの馬も含めて重賞未勝利馬が3頭。これじゃぁ、いよいよ存在意義がありませんなぁ、ジャパンカップ。来年は裏開催の福島の準メインで施行すると見ましたが、どうでしょうか。 (青汁注射)
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