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「なぜ角をとらない!」「大事な大事なアタックチャ〜ンス♪」は不滅なり
中央競馬専門紙
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楡馬
本紙/鎌倉重明

 かつて紙時代の楡馬を編集していた際の思い出話を一つ。

 楡馬の編集作業は、記事などをパーツごとに印字し、それぞれを貼りあわせて紙面を構成してそのコピーを配布していた。編集者であった私は、レースタイトルの表示を凝ったものにしようと、多数のフォントを利用していた。オークスの週、私はいろいろと試してようやく決めたフォントで「オークス」と印字しようとしたが、なんと、のばす棒「ー」が表示されなかった。フォントの制作者がのばす棒「ー」を作成していなかったようだ。けっこう気に入ったフォントであったので、いまさら別のフォントにするのも嫌だったし、なによりのばす棒「ー」ごときに負ける自分が気に入らず、ここは譲れない戦いだと感じた。そして試行錯誤して考えたのが、カタカナの「ヨ」を印字して、上下と左右の棒部分を修正液で消して「ー」を作成したのであった。それ以来、私はオークスという文字を見るたび“オヨクス”と見えてしまう。一種の職業病かも知れない(職業病の使い方が間違っているか)。

 さて、今週の予想。色々とデータを見たところ、勝つ馬がいなくなった。そういうときは1番人気と人気薄の決着でどうだろうか。

当たらぬもはっけよい

 岡島秀樹がレッドソックスから戦力外通告だそうで。私の勝手な記憶だが、確かレッドソックスは「選手はレッドソックスの家族。選手の家族もレッドソックスの家族」とか言っていたような気がする。

 ということは、この球団は家族に戦力外を言い渡したということか。これはビックリだ。私は生まれてこの方、家族に戦力外を言った、言われたという話を聞いたことがない。

 例えば、「お口臭い」の一言が、孫からの戦力外通告だったお爺ちゃん。帰宅してみたらテーブルに『戦力外。』と書かれた紙切れを残して奥さんが消えた旦那さん。三行半どころか「。」を入れて三文字半…。

 いやいや、世の中には社会的に戦力外通告は受けた人々がもっと多くいる。

 事故対応のマズさから事実上戦力外通告の清水正孝社長、ヤクで2度もタイーホの田原成貴。同じく田代まさし。退陣要求という名の戦力外通告を言い渡されている菅直人首相。野球賭博で琴光喜、八百長認定で春日錦や恵那司など多数の力士。

 さて、社会的戦力外通告も家族からの戦力外通告も幸いまだ受けていないが、競馬予想となるとハナから戦力外な青汁注射のオークス予想。

 本命はハブルバブル。この時期の3歳牝馬に12Fは酷。そこを最内枠を利してウィリアムズが最短距離で駆ける。

(青汁注射)
第71回 武豊に騎乗馬がいないことはもう珍しくないことに
優駿牝馬
通巻121号 平成23年5月21日 楡馬どっとこむ 代 表/西ノ海嘉治郎
編 集/鎌 倉 重 明 
第72回 優駿牝馬(GT)5月22日 東京競馬場 芝2400m
去年の同着は八百長ではありません、たぶん
枠番馬番馬名性齢斤量騎手
1 1ハブルバブル牝355ウィリアム
2メデタシ牝355浜中
2 3バウンシーチューン牝355三浦
4エリンコート牝355後藤
3 5カルマート牝355吉田豊
6サイレントソニック牝355田中勝
4 7ライステラス牝355丸田
8マイネソルシエール牝355柴田大
5 9マルセリーナ牝355安藤勝
10デルマドゥルガー牝355ピンナ
6 11アカンサス牝355北村宏
12ホエールキャプチャ牝355池添
7 13シシリアンブリーズ牝355藤岡佑
14スピードリッパー牝355蛯名
15ハッピーグラス牝355松田
8 16グルヴェイグ牝355四位
17マイネイサベル牝355松岡
18ピュアブリーゼ牝355柴田善






西

もはや偽物でさえない@

 今日は、どこぞのサイトで見た世間話でも。

 日本の漢字というのは、言うまでもなく中国の文字である。しかし、中国語を習ったことがある人はご存知だと思うが、日本語の漢字をそのまま中国の人に見せても、意味が通じないことは少なくない。

 比較的有名なところでは「愛人」があるだろう。日本では疚しいニュアンスを持つこの言葉、海の向こうでは奥さんの意味です。

 そして「湯」はスープのことです。中国のホテルで「シャワーから『湯』が出ない」というと「てめえの国じゃシャワーからスープが出るのか」と本気で思われます。なお10年くらい前に香港で活躍したアルファベットスープという馬の中国名は「文字湯」でした。シンプルにするとやけにインパクトがあります。

 最後に「張本」という漢字で、「段取り」「伏線」という意味だそうです。全くどうでもいいことですが、トランプ賭博で捕まってトランプ模様のセーターで記者会見やったのって張本じゃなかったんですね(柴田勲だそうです)。今の今まで勘違いしてました。

 知識の中途半端ぶりとオチの弱さがダダ漏れな与太話はこの辺にして、予想っぽいことでもしますか。今週は柴田大知に本命を打ちましょう。女性競馬記者に中出しさせられて結婚させられたとかいう話もずいぶん昔のこと。一回くらいいい思いをしてもいいんじゃないですかね。あとはまあ適当に。どうせ当たんねえし。

(西ノ海嘉治郎)
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