中央競馬専門紙
w e b 楡馬
本紙/青汁注射
口蹄疫騒動が思いのほか長引いた。処分対象となった種牛の精液を、2度不受胎に終わっていたウオッカにつけりゃいい、などと言っていたのはもう2カ月ほど前の話。当時はまさかここまで続くとは思ってなかった。 そして意外なところにも影響が出ている。夏の高校野球の宮崎予選が無観客試合で行われているという。 「無観客」と聞いてすぐに思い浮かべるのは1944年の競馬だろう。戦局悪化でこの年は府中と淀のみの開催で能力検定競走としたために、東京優駿にあたるレースさえ無観客だった。 宮崎には前年の1943年まで競馬を開催していた宮崎競馬場があったが、この戦時下の混乱に巻き込まれ、戦後になって地方競馬の開催はあったものの、いわゆる公認競馬はついに開催なく競馬場としてはひっそりと姿を消すことになった。 思うに今回の無観客試合は宮崎競馬場の祟りではなかろうか。66年前に立ち返って無観客競馬を開催しようとしたのだ。そこでまず無観客競馬開催の原因として病気を流行らせることを思いついた。肝心の馬が病気になると意味が無いので、奇蹄目であるウマは感染しない口蹄疫を選んだのだろう。ところがそこは祟りの浅知恵、肝心の競馬が今では開催されていない。仕方ないので高校野球をターゲットにした。そんなところではないか。 まぁ宮崎競馬場は今でも育成牧場として存在しているので祟りも何もないだろう。いい加減な想像は置いといて、宮崎競馬場と違って戦後の競馬再開時にめでたく復帰が叶って今に至る函館競馬場のレース予想。軽ハンデ馬を中心に。 明日の朝ご飯
大相撲名古屋場所ってやっていたんですね、知りませんでした。彼らはとてもファンキーな人たちの集まりだって再認識しました。 さて、暑い。最近暑い。何でこんなに暑いんだろうか。まだ7月ですよ。このまま暑くなり続けたら12月頃には70度くらいまで気温が上昇してしまうのではないでしょうか。そうなると来年の夏には120度くらいになって、みんなハッピーになるのではないでしょうか。 さて、今年は忙しいふりをしているので、行くつもりであった改装後の函館競馬場に行けそうもない。土日がなんだかんだいってつぶれる。このまま土日がつぶれ続ければ、来週から私の1週間のシフトが月月火水木金金になってしまうのではないか。いやはや困ったものです。 さて、今週の予想。デーブ大久保氏、菊池雄星選手を出待ちする。デーブ大久保氏、大相撲名古屋場所を維持員席で観戦し仲間にメッセージを送る。谷亮子氏、実父のことで週刊誌を大いに賑わす、の3本です。 (鎌倉重明)
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第46回
エリモハリアー勝てば3年ぶり4度目 なんだか甲子園の出場回数紹介みたいだ… 函館記念
第46回 函館記念(GV) 7月25日 函館競馬場 芝2000m
ダービーあれこれ
今日、ダービーの中継があった。 もちろん競馬ではなく、プロ野球のオールスターの試合前のホームランダービーのこと。確信は持てないけど、昔は「ホームラン競争」という名前だった気がするのだけど。しかしなぜ「ダービー」なのだろう。MLBでも"Home Run Derby”という言葉が使用されている。恐らくどこの球場でやろうと観客はミントジュレップを片手に"My Old Kentucky Home”を歌い、選手はベルが鳴るのを待って打ち始めるのだろう。 サッカーでも同じ地域にある2チームの対決は「ダービーマッチ」である。そしてややこしいことにこの「ダービーマッチ」のルーツは競馬とは関係ないらしい。 こんなことをダラダラ調べているうちに、ウィキペディアで世界のダービーについて説明している記事にたどり着いた。その中からいくつか気になるものを拾ってみる。 まず意外なのは、旧社会主義国にも競馬があったこと。統一されるまでは「東ドイツ民主共和国ダービー」なんてのがあったらしい。なおチェコは「チェスカダービー」という平地2400mのレースがあるが、これがある国でどれくらいの注目を得られるかは疑問である。 バルバドスにはバーベイドス(たぶんほとんど同じ綴りだと思う)ダービーがある。芝1800mだが「西インド諸島産馬限定」だそうだ。さらにはジンバブエにもジンバブエダービーがある模様。やはり最大で5兆ジンバブエドルの賞金が出たりしたのだろうか。 まあいいや、予想しましょう。16頭もいれば1頭くらい勝つ馬もいるでしょう。適当に予想したので、適当に見といてください。 (西ノ海嘉治郎)
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