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「山陰のピカソ」、ネクタイも格好いい
中央競馬専門紙
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楡馬
本紙/鎌倉重明

 もうね、プロ野球が始まった。どうせセントラル・リーグは焼売の優勝ですからどうでもいいが、パントラル・リーグは大混戦が予想される。パントラルは我らが『日本公ファイターズ』に優勝を期待するが、その他のチームもなかなか手強いと思う。

 まず前年3位の『ふくよかソフトビニールハーウス』。本多、川崎の1・2番コンビでかき回して青山学院大学卒業生で返すというパターンは強烈。毎年セットアッパーの新人が活躍し翌年ダメになるパターンも健在。侮れないチームだ。

 前年4位の『埼玉陰部大ポン酢』も好打者揃いで恐ろしい。先発投手もそろっており開幕から抜け出すかもしれない。まあリリーフが手薄なのは変わりないので終盤息切れが心配。『ボリックス・バファリンズ』は新監督がキャラ立ちしていて何か怖い。小松投手のリリーフ転換が吉と出るか。『血迷って、まぁリンス』は西村新監督がまじめなので意識改革が浸透すれば地力発揮か。

 まあ前年2位の『倒木6点ボールペンいらないです』は先発3本柱の時に限って全く点が取れないという現象により今年は最下位ではないでしょうかね。球団経営がせこいチームは嫌いです。

 で、今週の予想。ダルビッシュ妻が再度妊娠。ベイスターズの内川選手妻がしゃしゃり出てくる。ロッテに移籍した元横浜の那須野はやっぱりダメ。そして日本ハムが日本一、でいいだろう。

 競馬については中京競馬場が今開催をもって改修されるらしいが、そろそろ札幌競馬場も改修して欲しい。いつも函館競馬場ばかり改修されるのは不思議でならない。

Attention Please

 先日、電車に乗っていた時のこと。ちょっと我が目を疑うような光景に出くわした。

 向かいの座席に座っていた初老の男性が箱からやおら機械を取り出し、なんと血圧測定を始めたのである。どうも家電量販店で買ってきたらしく、自宅に帰りつくまで待てなかったのか、電車内で取扱説明書を読みながら測定を始めてしまった模様。

 別にその時の車内は混雑していなかったのでこちらとしては迷惑でも何でもなかったのだが、異様な光景なので自宅に帰り着いてからにしていただきたい。

 こういう乗客に対して車掌さんは注意できるものだろうか。まさか「他のお客様のご迷惑になりますので、車内での血圧測定はご遠慮ください」とはいちいちアナウンスできまい。「電子レンジに猫を入れないでください」などの注意書きよろしく、あらゆる状況を想定して様々なアナウンスをしろという話になる。

「他のお客様のご迷惑になりますので、車内での政治資金規正法違反はご遠慮ください」

「他のお客様のご迷惑になりますので、車内での21世紀枠制度批判および自殺願望吐露はご遠慮ください」

 まぁ、注意される前にモラルやルールを理解し守れる人間になることのほうが建設的とは思うが…。

 さて、宮杯予想。西園厩舎のワン・ツー・スリーで。

(青汁注射)
第40回 今年も国内馬だけの国際GTレース
高松宮記念
通巻91号 平成22年3月27日 楡馬どっとこむ 代 表/西ノ海嘉治郎
編 集/鎌 倉 重 明 
第40回 高松宮記念(GT)3月28日 中京競馬場 芝1200m
フジテレビの競馬中継が見るに堪えない
枠番馬番馬名性齢斤量騎手
1 1セブンシークィーン牝455北村友
2アイルラヴァゲイン牡857秋山
2 3アルティマトゥーレ牝655横山典
4ショウナンカザン牡557柴田善
3 5トウショウカレッジ牡857川田
6キンシャサノキセキ牡757四位
4 7カノヤザクラ牝555小牧
8エーシンエフダンズ牡657佐藤哲
5 9ファイングレイン牡757勝浦
10ヘッドライナーセ657酒井
6 11エイシンタイガー牡457池添
12グランプリエンゼル牝455熊沢
7 13サンカルロ牡457吉田豊
14スズカコーズウェイ牡657武豊
15プレミアムボックス牡757
8 16エーシンフォワード牡557岩田
17ビービーガルダン牡657安藤勝
18ピサノパテック牡857田中勝






西

死して屍加工するなり

 皆さんは「物故馬慰霊祭」なるイベントをご存知だろうか。

 僕もたった今知ったばかりなのだが、JRAのサイトによると「不慮の事故等で死亡した競走馬並びに無縁の物故馬に対してその霊を慰め、哀悼の意を表すため」に、平成8年度から行われているらしい。で、21年度は物故馬188頭と無縁物故馬1霊位がその対象だそうである。

 「物故馬」は恐らくレースあるいは調教中のパンクなどで死んでしまった馬だろう。とはいえ中央の、しかもパンクなどが原因の馬だけを数えたとしてもちょっと少ない気もするが。

 しかし、何より気になるのが「無縁物故馬」である。

 これも推測しかできないのだが、きっと無縁仏の馬版みたいなものだろう。ただ最大の疑問は、なぜそんな馬が1頭だけ出てきたかということである。競走馬として厩舎にいる限りはそれなりにしっかり管理されているはず。人間でいうならば、セキュリティが厳しいオフィスビルで身寄りのない人が野垂れ死ぬような印象を持ってしまう。しかもご丁寧に単位まで違っており、「1霊位」となっている。それでもこうして慰霊があるだけマシだろう。厩舎から出てしまえば、慰霊の対象になることもなく我々の体内に吸収されているわけだから。ちなみにここでいうところの物故馬は、体内に吸収されるよりは身につけられることのほうが多いとのことである。

 あまり能天気に明るい話題ばかりしているのは得意ではないので、現実に戻ろう。レースは何が来てもおかしくなさそうなので、毅の兄や忍の弟、あるいは洋一の叔父あたりを適当に買いましょう。できれば洋一の父にも出て欲しかったが…。

(西ノ海嘉治郎)
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