中央競馬専門紙
w e b 楡馬
本紙/鎌倉重明
ああ、今年も終わる。何もしていないのに終わる。また今年も何もしなかった。アレもしたい、コレもしたい、のにだ。 稲垣メンバーみたいに鎌倉メンバーと呼ばれたい、島田紳助司会者みたいに鎌倉重明編集者と呼ばれたい、倖田來未みたいに羊水を腐らせてみたい、等々いっぱいやりたいことあったのに。いかんせん光陰矢のごとし、少年老い易く学成り難し、お口で溶けて胃液で溶けない(m&m's)、である。来年こそは全裸で暴れて地デジPR担当になってみたい。 昨夜、映画『ラストエンペラー』を見た。子供の頃はこの映画を見ても何も変な感じがしなかったのだけど、主人公の愛新覚羅溥儀をはじめ出演者が全員英語をしゃべっている。中国の清朝と満州国を舞台にした映画なのに、出てくる中国人が全員(甘粕役の坂本龍一まで)英語をしゃべっている。共産党の収容所所長や文化大革命に没頭する中国人青年までも、だ。まあ、映画だからそんなものか。 今年最後の記事も何の脈絡もなくグダグダになってしまった。いつものことだが。今年最後の予想。今年の紅白歌合戦、視聴率低いよ。知っている歌手少ないし。八代亜紀と小柳ルミ子でも出しておけばいいのに。競馬は平場を使った後の連対率100%のメルシーエイタイムが本命。高田の潤ちゃんではないけどキングジョイと一騎打ちだろう。テイエムトッパズレとの3連複で勝負。有馬キネーンは下手な3歳馬数打ちゃ当たるで菊花賞の上位馬から。ブエナ何とかは後方のままと見たけどなにか。 ヘビー&ビッグ
2009年に発行するweb楡馬も今号が最後ということで、月並みだが「今年の重大ニュース」を取り上げてみる。 まずは何と言っても「日本が世界に誇る酔っ払い芸の喪失」だろう。世界のメディアが捨て置かなかったほどの見事な芸を披露した中川昭一氏の死。これで日本の酔っ払い芸の発展が数十年は遅れることが必至だ。残念でならない。世間が忘れても私は彼の芸を忘れない。 「吹き荒れたエコブーム」。エコエコ五月蠅くなる昨今の潮流に乗って、今年もまた強烈なエコブーム。それを見事に体現したのが某地デジ大使だ。全裸という、究極のエコを彼が自ら実践したにも関わらず、誰も彼を見習わなかったことは不可解だった。 「山本山、幕内昇進するも山本山から懸賞出ず」。1月場所で新入幕を果たした山本山に対してスポンサーはおろか、懸賞も出さない食品メーカー山本山の頑なな姿勢が惜しまれた。こんな企業は見切りをつけて力士の山本山はセガにスポンサーになってもらったらどうか。新しいゲームのキャラとして売り出してもらえばいい。色とりどりの山本山が落ちてくる『ぶよぶよ』とか。 さて、最後の話は「重大」というより、単に重くて大きな人の話だったことは忘れて年末の総決算レースの予想をば。 本命はボンネビルレコード。大井で的文なら負けるわけにはいかない。え? 予想するレースが違う? これは失礼。本命はこのレース3度目の優勝を狙う伏見俊昭。彼を置いて他になし。 (青汁注射)
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第54回
中山大障害の前座レースにしてもよい 有馬記念
第54回 有馬記念(GT) 12月27日 中山競馬場 芝2500m
上には上がいるもんだ
皆さんこんにちは。本当に早いもので、気がついたら年末ですよ。そして中央競馬の年末の風物詩といえば、そう、中山大障害である。春のグランドジャンプと並んで日本で見られる一番過酷なレースであることは間違いない。 それでは世界はどうかと考えると、まず思い浮かぶのはイギリスの人気レース、グランドナショナルである。見ればわかるが、頭数から何から、日本の常識で見ていると理解できなくなってしまう。 しかし、これより凄いのを先日発見した。その名はVelka Pardubicka(ヴェルカ・パルドゥビツカ)。1874年(明治7年)に始まったチェコの名物レースで、100年前には完走馬なしということもあったらしい。その面白さについては、動画を見た方が早いので、敢えて何も説明しない。ちなみに今年の勝利騎手は57歳だったそうだ。 まあいいや。もちろん今年も大障害の予想。本命は思い切ってモルフェサイレンス。同期二人をあざ笑うように大江原がGTを勝つところが見たい。対抗はオープンガーデン。種牡馬の淘汰が厳しい今、存在自体に価値があるゴーカイ産駒。これで父の勝てなかった中山大障害を勝てれば言うことはない。要注意はテイエムトッパズレ。今年のグランドジャンプ以降本格化したか。春と同じ扱いをすると簡単に逃げ切られるだろう。押さえは平地の条件戦で身体を慣らしたメルシーエイタイムと、マルカラスカルと違って西谷も安心して左に回れそうなキングジョイまで。皆さんには大障害の馬券を買って見ていただきたい。 (西ノ海嘉治郎)
余白 最終回
女 :なぜみんな私の離婚話をしないの?寂しいじゃない。 マネージャー:本当にどうでもいいことですからね。 (藤原紀香)
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