さて、たまには競馬に限らず、いろいろな予想で記事を書いてみましょう。

　まずはサッカー。14日と18日の夜は、Ｗ杯進出をかけた血みどろのプレーオフが行われる。アジアとオセアニアの残り一枠は、人口70万人のバーレーンを応援。ヨーロッパでは8つの国が4つに分かれて戦う。ボスニア・ヘルツェゴビナ対ポルトガルはポルトガル有利と言われているが、Ｃロナウドが出られないのが痛い。案外ボスニアが上がって来るかも。フランス対アイルランドは、アイルランド。たぶんみんな昔の広島のユニフォームで出てくるぞ。ロシア対スロベニアは寒さとの戦い。また氷点下の中で試合するのかな。ギリシャ対ウクライナはこの4グループの中ではもっとも読みにくい。個人的には、2004年の欧州選手権に優勝したときに「ギリシャのサッカーはモダンではない」と言われて、「勝つサッカーがモダンなサッカーだ」と言い切ったレーハーゲル監督をＷ杯で見たい。

　まだあるよ。コスタリカ対ウルグアイという渋い組み合わせ。ポイントは、ウルグアイの選挙がコスタリカ方式を採用しているかどうか。使っているとしたら、もうウルグアイには勝ち目はない。国の根幹である選挙制度からしてコスタリカ方式なんだから、サッカーだってコスタリカ方式の枠内でやるしかない。

　続いては相撲。千代大海が早々と陥落後現役宣言を出してきましたね。僕はてっきりおかみさん（大乃国に負けた人の戸籍上の妻）の実家の福岡マネーで星を買いまくってカド番から脱出すると思っていたのだが諦めたのかな。優勝は朝青龍と白鵬で仕方ないだろう。「青白時代」の幕開けである。

　最後は競馬。難波にＧ�Tで本命を打てるとは思わなかった。厳しいとは思うが意地を見せてほしい。あとはまあ適当に。密かに怖いのはブエナビスタ。皆さんお気づきではないかも知れないが、春から結構実績を残しているので引き続き要注意。

　森繁久彌が死んだ。このショックは計り知れない。

　毎号の紙面を読んでいただければお解りの通り、我々はとても不謹慎な記事が多いのだが、これは今に始まったことではなく、既に十数年来、こんな感じなのだ。

　で、その頃、年末年始の恒例として新年の『死にそうな有名人ランキング』なる予想を作って遊んでいた。今思えばなんと不謹慎な遊びだろうか。その毎年の１位が誰あろう、森繁久彌その人なのだ。

　「今年こそ、今年こそ」と毎年我々に言わせては、他人の葬儀に顔を出すばかりで自分の葬儀を開こうとしない。もはやこの人は死なないのではないかと思っていた。何せ、鉄板間違いなしと思われ、実際にランキング作成の数日後に亡くなった池田貴族を差し置いてまで１位に推した年も予想を裏切ったのだから。

　そんな遊びをしていた記憶も薄れた頃になって、まさかの大往生。我々の予想は見事、１０年もズレていたことを突き付けられたのだ。これをショックと言わずして何と言おうか。

　さて、この世の予想という予想に関して才能が無いことのエピソードを晒した直後ということにも臆することなく、我が予想を紹介しよう。

　本命はハクホオショウ。千代大海は１２日目で大関陥落確定。競馬のほうは、社長シリーズってことで、藤田のブロードストリート。