世の中最近エコブームである。僕たちの住む愛すべき星を危機から救うため、如何に自分たちの作った製品が地球に優しいをこぞってアピールしている。その似たり寄ったりな宣伝文句を見ると、「●●をこれまでに比べて5％削減」などと書かれている。

　ここで素朴な疑問が生じる。「何でもっと早くやらないの？」ということだ。危険だったのは別にここ数年の話ではあるまい。実際のところ、最近は環境に優しいものを謳っておけば売れやすいからそういうものを作り、具体的に何がどう違っているのかろくに理解していない、判断力が戦前から進歩していない愚民共から金を巻き上げるだけのことだろう。

　従って、エコは"ecology"ではなく、"economy"の略であると考えたほうがいい。ちなみに、僕が考えるエコライフは、エネルギーを消費する人為的なものを完全に捨てることであり、究極の環境保全は、人類が地上から消滅することしかない。

　文字数の削減は環境に優しいのかね。勝手にそういうことにして、予想は印の通りということで。

　最近よく「えぐざいる」というのを耳にする。人の会話やテレビでタレントが口にしているような気がするが、それが何なのかよく分からない。分からないなら想像するしかあるまい。

　藤沢厩舎のウマザイルを模倣したネタとか、同馬を称え崇める宗教とかであろうか？　んー、だが、確かまだ未勝利クラスの馬をパロったり崇めたりするのはさすがに変か…。

　ならば、最近の女子高生の間で流行っている言葉ではあるまいか。「エグい座薬、要る？」を略して「えぐざいる」と言っているに違いない。うん、きっとそうだ！

　何？「想像するしかあるまい」とか言う前に、ネットでちょっと検索して調べればすぐに解決するだろ、だと？　安易に答えが分かってはつまらんではないか。あれこれ想像するのが面白いのに…。そんなことでは人生を豊かに送れないぞ。まぁ、想像を通り越して妄想になってはイカンのだが…。

　そんなわけで、どれだけ想像してみたところで安易に答えが出ないヴィクトリアマイルを予想してみよう。

　まずパドックでウオッカが硫酸ならぬ赤ペンキをかけられて競走除外。レースは最後の直線、内へ切れ込むカワカミプリンセスに対し、不利をアピールしようとしたアクションがオーバー過ぎて四位が勝手に落馬。あまりのトラブルにファンが暴動を起こして馬場に乱入。裁定に困ったＪＲＡは、何故か横山典弘の２着だけ確定させて馬券は全て返還。テレビ局は、優勝騎手がいないのでＧ�T２着の記録を伸ばした横山に仕方なくインタビュー。

　あ、で結局「えぐざいる」って何？