中央競馬専門紙
w e b 楡馬
本紙/鎌倉重明
緊急ニュース!!『「うまい棒」の製造工場が全焼』。これはまずいぞ。需給バランスの悪化によるうまい棒の値上がりが心配。昨今の原油高などの資源高に続き、うまい棒まで値上がりしてしまうと国民の生活が困窮してしまうではないか。全国の主婦がそろってうまい棒の買い占めに走ってしまったら、「第1次うまい棒ショック」が起きてしまうではないか。うまい棒の値上がりに便乗してよっちゃんイカや麩菓子が大幅に値上げ。つられて毒々しい色のゼリーや小さな壺に入ったヨーグルトもどきも2倍3倍と大暴騰。大混乱の中で株式市場が大暴落、このまま日本はスタグフレーションに突入、と恐ろしい悪循環に入り込んでしまうほどの大ニュースだ。しばらくの間うまい棒の摂取は控えることを福田総理が呼びかけるも全員無視、というコントも見てみたい。 今週は宝塚記念のようです。昨年の豪華メンバーとは異なり、どの馬にもチャンスがありそう。本命はエイシンデピュティ。前走好走も低評価のまま。これは狙い時。対抗はエアシェイディ。勝ちきれない馬だが、宝塚記念はそんな馬が好走する。あとは乗れている岩田と順調さを欠いたが開眼した気がするカンパニー、天皇賞3着馬まで押さえる。 ところで加護ちゃん、テレビに復帰するらしい。どの面下げて出演するのか。見ているこっちが変な汗をかく番組づくりになると予想。うまい棒つながりでリスカ跡でも見せればよい(リスカ株式会社はうまい棒の製造メーカーです)。 『名は体を示さないから自由に命名』
今週、『ダビスタDS』が発売されたそうな。しかし、ゲーム機というものに5年以上も触れていない私には実にどうでもいい話。DSはおろか、PS2さえ持っていない。 ただ、私のケータイにはデフォルトでダビスタが入っている。出先で暇を持て余した際にお世話になっている。 お世話になっているのはいいが、ゲーム内時間にして70年以上が経過した今、ここまでやると困るのが、このゲームお決まりの難点、“馬名”だ。 そこで私はある繁殖牝馬から生まれた兄弟には決まった法則で命名することにしている(シリーズと呼ぶ)。 例えば『逮捕歴のある芸能人シリーズ』では、タシロマサシは2つしかないダートGTを8回優勝したが、イシダイッセイは鳴かず飛ばずで終わった。『大豆食品シリーズ』では、ナットウが名前に反して粘る競馬を全くできず、トウフが名前通りモロい体で故障の連続。 そして、ゲッツ、ナンデダロー等の『一発芸人ネタシリーズ』で唯一まともに走った牝馬オウベイカから産まれた兄弟には『日米関係シリーズ』で命名してみた。エンダカドルヤス、ボウエキマサツ等はすぐに頭打ちになったが、ユニュウギュウニクはそこそこ走った。しかし、馬に牛肉と命名するヤツは古今東西どこにもおるまい。 そしてそのユニュウギュウニクの仔には『丼シリーズ』を考えている。もちろん初仔はギュウドン。その後はイクラドン、オヤコドン、ブタドン、ゴハンドン等を命名予定。惜しむらくは、種牡馬にドンを使えないことだ…。 さて、ダビスタのパドック解説の人よりアテにならない私の宝塚記念予想。 本命はエイシンデピュティ。雨馬場になりそうなんで、前に行けて力のあるこの馬で良いかと。 (青汁注射)
|
第49回
昨年とはうって変わって格落ちメンバーが勢揃い 宝塚記念
第49回 宝塚記念(GT) 6月29日 阪神競馬場 芝2200m
かなもじってそんなにわかりやすいですか
この7〜8年の傾向だろうか、新聞やネットから目に見えて漢字が減った。もちろん、難しい字まで漢字で書く必要はないと思うが、読みやすさを選んだ結果、漢字の表意性が完全に消えてしまい、かえってわかりにくくなっていることが多い。 半年くらい前のこと。松戸から北千住まで電車に乗り、何となしに窓の外を見ていたら、巨大なコンクリート塊とともに「外かん」という文字が目に飛び込んできた。「『そとかん』って何だ?」と真剣に5秒くらい考えてしまった。コンクリートの塊は工事中の高速道路であり、「そとかん」は「外環」だったのだ。「かん」と書くことによって、「環」から思い浮かぶ環状道路のイメージは完全に頭の中から消される。誰が決めたのか知らないが、これでは却ってわかりにくい。青カンじゃあるまいし。ぶっちゃけて言うと、あまり仮名が多いとバカっぽく見えてしまう。 そういえばその昔読んだ本で、ある夫婦間の食事中の会話を試しに全て平仮名にして書いてみよう、という試みがあった。実際に読めばわかるが、これはもう拷問以外の何物でもない。そこで今回はその気分を少しでも味わっていただくべく、宝塚記念の予想を一切漢字を使わずに書いてみよう。恐らく皆さんの想像以上に読むのは苦痛なはずだ。 こんしゅうのたからづかきねんは、かみはんきのおおいちばんというにはちょっとものたりないが、そこそこおもしろいレースにはなりそうだ。ぼくのほんめいはエイシンデピュティでいく。じみちにちからをつけているうえに、うちだひろゆきがのっているのがぶきみ。きょりもしゅびはんいないで、このあいてでもいいけいばができる。たいこうはロックドゥカンブ。むりにしばやまをおろしたあおりでまけつづけているが、いわたがこのうまのくせをつかんでくればとうぜんこうしょうぶ。ようちゅういはアサカディフィート。ながいちょくせんはあう。たしかにめんばーてきにはくるしいかもしれないが、かんぜんにノーマークというのはあまりにもきけん。はまればごぼうぬきができる。おさえにはきょりさえなんとかすればよゆうでじょういあらそいができるカンパニーと、かちきれないけどてがたいアサクサキングスまで。 (にしのうみかじろう)
余白
(藤原)最近はカメラマンとして全世界を動き回っております。 (マネージャー)女優業はもう卒業でよろしいですか。 (藤原紀香)
|