中央競馬専門紙
w e b 楡馬
本紙/西ノ海嘉治郎
最近、HISだかの中吊り広告に、語尾に「グゥー」をつけるおばさんが出ています。1か月近くの間、彼女が何者なのかわかりませんでしたが、今週の火曜日(5/13)になって漸くその人がエドはるみとかいう人であることが判明しました。 ところが僕はエドはるみという人を、その写真でしか見たことがありません。親指だか中指だかを立てた静止画しか僕は知らないわけです。 僕にとって、彼女は人間というより、一切動きのない平面として認識されています。テレビはもちろん、実物も見たわけではないし。従って、彼女が僕の前に姿を見せるとしたら、中吊りで見たことのある姿勢でのみ現れると考えられます。もちろん姿勢が変わる時も動作と呼べるものは一切なく、テレビの編集のように一瞬で見覚えのある別の静止画に変わるものとして認識されているわけです。わかりやすく言えば、10年ほど前のプロ野球中継で、各地の途中経過を見ていると、その時点で投げている広島のピッチャーがほとんど玉木重雄だったため、彼は年間170試合くらい登板していると思い込んでいたのと同じようなものです。 それでは、ヴィクトリアと聞いてスパイスガールズのどれか一人(立ち位置不明。デイビッド氏の細君)くらいしか思い浮かばない僕の予想です。 本命はベッラレイア。確かにポン駆けではありますが、ウオッカも完調ではないとのことだし、他のメンバーもまあそんなでもないので、十分行けます。対抗はヤマニンメルベイユ。前走は差のない4着。人気は薄ければ薄いほどいい。要注意はエイジアンウインズ。スピードは本物。初距離さえ克服すればあっさり勝負をつけられます。押さえは未だにつかみどころのないローブデコルテと、岩田を起用して地味に勝ちに来ているマイネカンナまで。 王国の崩壊
衝撃的なニュースだった。「ムツゴロウさんを書類送検、『動物王国』の賃金不払い」というもの。ムツゴロウさんは動物には優しいが、人間には厳しかったようだ。 もともと動物王国という企画が私は嫌いだった。フジテレビが長年にわたって季節ごとに放送していたと思うが、見ないようにしていた。彼らを見ていると、動物に食わせてもらっているような気がしてならない。通常feedするのは人間なのだが。 そんな彼らも業者にだまされて(かつ、北海道では観光客も来ないので)東京に進出してきたらしい。でも東京に移転しても動物王国にはお客さんは遊びに行かなかったようで運営がグダグダになってしまったようだ。一つの時代の終了といったところでしょうか。 そういえば、経済動物である競走馬って減価償却の対象なんですよね。耐用年数は4年。成熟してから4年で償却できる。この減価償却というものは所得申告にて損金処理が認められるのもの。つまり、馬主は高額で馬を買っても税金支払いが抑えられるので懐が痛まないのだ。税法上、馬産は保護されている。まあ、社台ファームなんかは国策により保護されているということ。中小の生産牧場も同じだけどね。なんだかんだで、新興企業のオーナーとかが税金対策も含めて高額のセールを繰り広げることになるというもの。お金持ちはいいねえ。 さて、私が今朝見た夢は、PSPを拾う夢。どんな暗示が含まれているのだろうか。それを今週の競馬予想に置き換えてみた。今週はG2でしたっけ?P・S・Pが頭文字の馬が来るのでは。ピンクカメオとパーフェクトジョイを推奨。でSがいない。しょうがないので柴山騎乗のヤマニンメルベイユを推奨。ほかに実績からブルーメンブラット、ローブデコルテ、エイジアンウインズ、ニシノマナムスメと幅広く行ってみたい。危険な一番人気は完全無視。 そういえば、加護ちゃんが出演する香港映画。よくわからないが「巨大詐欺」というタグを貼り付けたい。 (鎌倉重明)
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第3回
狙うは最近不発の人馬(違う爆発の危険性もあるけど) Victoria Mile
第3回 ヴィクトリアマイル(JpnT) 5月18日 東京競馬場 芝1600m
陰棒
今週は西ノ海さんから2日連続でメールが送られてきた。1通目の内容は「笑ってしまいます」とのコメントにURLが記載された極短いもの。そのURLは5月13日のYahoo!ニュース『中国美人アスリート妊娠』の記事だ。 記事を読んでみると確かに笑ってしまう。「チンチン本人の選択を尊重」とか「交際が伝えられていたチンチン」といった文章が記事を埋め尽くしている。 記事の初めには「グオ・チンチン(郭晶晶)」と彼女の漢字名が記述されているのに、その後はずっと「チンチン」だ。この女性選手の名前を書くなら姓の方で「グオ」か漢字で「晶晶」とすれば良いものを、とにかく「チンチン」だ。何らかの意図を感じずにはいられない。 すると、翌日になってまた西ノ海さんから、「政治的圧力」というタイトルでURLを記載したメールが…。そのURLは5月14日のYahoo!ニュース『郭晶晶妊娠、陰謀説』の記事だ。 今度の記事の出だしには「郭晶晶(Guo Jingjing=グオ・ヂンヂン)」とあり、その後の文章では全て漢字名で記述されている。楡馬随一の中国専門家である西ノ海さんが言うのだから、これは政治的圧力が掛ったに違いない。 しかしまだ変だ。「Jingjing」であれば「ジンジン」と書けば良いものを「ヂンヂン」である。「シ」に濁点ではなく「チ」に濁点? 慌てて濁点を振ったのか、それともわざとなのか? 色々と憶測せざるを得ないのだから、こちらもよく出来た記事だ。 さて、そんなわけで今週のキーワードは中国。大地震があった「四川」に絡めて、関係者に「川」を持つ4頭を選べば良い。…と思ったが、川村厩舎のベルモントプロテアと河内厩舎のニシノマナムスメくらいしか見当た らないねぇ。仕方ないのでベルモントプロテアで馬券的大地震を期待する。今週も不謹慎だなぁ…。 (青汁注射)
編集後記
最近変な話が多い。先日は捕鯨反対団体の人がコソ泥を働いて「捕鯨者の悪事を暴いた」らしい。 しかし、配送の現場に携わった方ならばお解かりいただけると思うが、彼らは恐らく、自分たちのしたことの重大さを全く理解していない。彼らのしたことは、トラックで轢死させられても同情の余地のない行為だ。 捕鯨反対者が主張する「鯨は知能が高い生き物だから…」というのも頷ける。目的のためなら泥棒にも手を出す奴等よりは鯨のほうが賢いわな。 (編集者) |