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タートル田父にはモザイクかけなくちゃね(準構成員だから)
中央競馬専門紙
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楡馬
本紙/青汁注射

 今週、道営主催の札幌競馬場でスーパージョッキーズトライアル(SJT)が行われた。昨年もそうだったが、豪華なメンバーである。っていうか、これ、本戦のWSJSより厳しいだろ。しかも、出場してしかるべきなのに出場すらできていない騎手が何人いるよ?

 はっきり言って、WSJSに出すJRA騎手と地方騎手の数を逆転させたほうがいい。過去20回中、地方騎手の優勝が4回ある。毎年の出場騎手は14人で、そのうち地方騎手は1人だけだから、優勝確率は1/14のはず。だが実際の勝率は1/5だ。海外騎手vs地方騎手をJRAでやれ。

 93年に出たPC版『ダビスタ』は馬名も騎手名も仮名だったが、データファイルを書き換える荒技で本来の名前にすることができた。これを利用して、「南井のオグリキャップに負けるのは癪だ。せめてこれがアンカツなら…」という発想から、データファイルをごっそり書き換えてJRA騎手を全て地方騎手にしてやった。これにより全ての出走馬に地方騎手が騎乗するのだ。すると、自分の馬がどれほど負かされても悔しくなくなった。この騎手にやられたら仕方ない…、と。また、ジャパンカップが面白かった。オサリバンやマッキャロン、アスムッセンなどに対し、石崎隆之や菅原勲、小牧太、安藤勝己らが包囲網を組んで好勝負を演じるのだ。これが現実になればなぁ…と思ったものだ。

 SJTの第2ステージは名古屋競馬場で26日にやる。個人的には杉村一樹か赤岡修次が優勝すると面白いなぁと思っている。

 さて菊花賞の予想。てっきりウオッカが出てくるものと思ってたのに登録すらしてないとは…。クリフジと同じ道を辿らんかっ!

 ロックドゥカンブが人気っぽい。この馬名、フランスのワイン「Roc de Cambes」から来ているようだ。何で南半球産の馬にフランス語の名前を付けるのか不思議だが、優勝してワインで乾杯!とでも言いたいのだろう。ちなみに日本語に訳すと「カンブの岩」。「岩」は英語で「rock」。そういえば「岩っぽいヤツら」という意味のロッキーズ(いや、多分ロッキー山脈のことだと思う)の22戦21勝って何…(笑)。この負けなさっぷりが「岩」つながりで馬にも宿るとみてコイツが本命だ。

聖域は生まれたままの姿に在りて

 名古屋競馬の山本茜という騎手をご存知だろうか。昨年あたりから実績が出るようになり、吉田稔や岡部誠など、猛者揃いの名古屋競馬の中でも堂々トップ10にランクできる腕の持ち主である。

 そんな彼女が、今年の5月に所属厩舎を変えた。その結果、彼女の勝ち鞍はやはり目に見えて伸びが止まってしまった。いい馬に乗る機会が減ってしまっているように見えた。中央と違い、地方はまだまだ師弟関係が固いところがある。果たして何があったのだろうと思っていたが、表立った動きはこれまでなかった。

 ところが、今朝(10/20)の朝日新聞のサイトに目を通すと、「名古屋競馬の女性騎手、調教師をセクハラで提訴」と書かれていた。この調教師というのは、デビュー時から面倒を見ていた原口次夫のことである。

 読んでみると、厩舎で度々抱きつかれたりしていたらしいが、決定打となったのは、今年の1月に原口の家に呼ばれて、強い馬に乗せる条件だ何だを言われた揚句、「おれはお前に全部見せることができる」などと言って全裸になり、「お前も包み隠さず見せてみろ」と服を脱ぐよう求めたんだそうだ。で、師匠とはいえ、当然そんなもの受け入れるわけもなく、結局移籍。原口厩舎の有力馬キングスゾーンに山本茜が乗らなくなったのにはこんな終わってる裏事情があったわけだ。

 いや、セクハラではなくこれは立派な犯罪なんじゃねぇの?原口のおっさん、これが本当だとしたらどうもならん。確か細江もデビュー時の柳田厩舎にいた頃にセクハラの話があったとか聞いた記憶がある。基本的に男しかいなかった業界なので、初めて女性が入ってくるとそういうことをしていいという感覚になってしまうんですかねぇ。閉鎖性においては相撲に通じるものがありますね。

 それはさておき、簡単に菊花賞の予想を。本命は思い切ってブルーマーテル。菅原泰夫が「菊花賞のポイント」を3箇所教えたらしい。それだけで不気味。あとは太と角田と岩田あたりにしときますか。ロックドゥカンブは応援しているが、血統が気になる。僕の血統勘のなさを逆手にとって無印。

(西ノ海嘉治郎)
余白

 『働きマン』って見たことないけど、漫画の実写版ってなんかつらそう。実写版『キャッツアイ』よりは良さそうだが。

 

(藤原紀香)
第68回 “赤福でおなか壊した人いるの?”
菊 花 賞
通巻36号 平成19年10月20日 楡馬どっとこむ 代 表/西ノ海嘉治郎
編 集/鎌 倉 重 明 
第68回 菊花賞(JpnT)10月21日 京都競馬場 芝3000m
菊の季節に薔薇(ローズプレステージ)が満開?
枠番馬番馬名性齢斤量騎手
1 1ヒラボクロイヤル牡357武幸
2ウエイクアイランド牡357
2 3ブルーマーテル牡357田中博
4ロックドゥカンブ牡355柴山
3 5エーシンダードマン牡357角田
6コートユーフォリア牡357川田
4 7タスカータソルテ牡357福永
8マンハッタンスカイ牡357小牧
5 9サンツェッペリン牡357松岡
10アサクサキングス牡357四位
6 11フサイチホウオー牡357安藤勝
12アルナスライン牡357和田
7 13ローズプレステージ牡357秋山
14デュオトーン牡357藤田
15ベイリングボーイ牡357渡辺
8 16ドリームジャーニー牡357武豊
17ホクトスルタン牡357横山典
18ヴィクトリー牡357岩田






西

制球勝負

 中央競馬の特別競走というのは、多くがご当地にちなんだレース名になっていますよね。北海道開催でいうと羊蹄山特別とか阿寒湖特別のように山や湖の名前が入ったものや、ポプラ特別とかアカシヤ特別など植物に関するもの、五稜郭特別や白鳥大橋特別のような名所に関するものがその例です。こうした傾向は各地の地方競馬についても同様であると思いますが、中でも印象的だったレース名はホッカイドウ競馬の「鵡川ししゃも特別」。ある時たまたま見たスポーツ新聞の馬柱に記されていた「鵡川ししゃも特別」というフレーズがなぜか気になってしまいました。しかし、レース名に「ししゃも」はねえだろ、と思ってしまった当時の私はあまりに無知でした。後に、鵡川ししゃもの何たるかを知ることになるわけです。

 鵡川ししゃもは、一言でいえば「本物のししゃも」。私達が普段ししゃもとして食している魚はカペリン種といい、正確にはししゃもではないのだそうです。鵡川のししゃもはこれよりもひと回り大きく、脂の乗った濃厚な味わいです。さらに注目すべきは、この鵡川ししゃもは刺身とか寿司で味わえるということです。これは鵡川町の料理店でしかお目にかかることができません。もちろん干物をそのまま焼いてシンプルにいただくもよしです。鵡川の漁港ではししゃもの直販をやっているので、そこで入手するのもよいでしょう。お手ごろな値段でお持ち帰りできます。もしこの時季に牧場見学などで日高などを訪れる予定がありましたら、鵡川町に立ち寄ってししゃもを御堪能されてはいかがでしょうか。まさに驚きの味です。そしてもう一つ驚きなのが、上記の内容が全て去年の記事の使い回しだということです。何が言いたいのかというと、菊花賞の日はむかわ町にししゃも食べに行きますってことです。

 さて、菊花賞。◎は皐月賞でも本命に推したサンツェッペリン。松岡正海がやってくれそうだから。それ以外の理由は、別にないです。○はエーシンダードマン。馬番の5がパ・リーグCS第5戦で決勝の3ランを打ったセギノールの背番号だから。あと、角田だし長距離血統っぽいし、ヒシミラクルみたく何かやってくれんじゃねえの。ところで何でエイシンじゃなくてエーシンなのよこれ。▲はロックドゥカンブ。1番人気になりそうなのでこの辺でお茶を濁しておこうかと。あとは適当にアルナスライン、デュオトーン、ホクトスルタン、ヴィクトリー。

(独帝)
使い捨て

 芸人の使い捨てが激しい。『エンタの神様』がいけないのか、なんだか大量消費されている感じを受ける。

 複数の放送作家が書いたあるあるネタを手を変え品を変えて若手芸人にやらせて毎週大量生産している同番組には感服いたす。

 テレビの影響度も大きいからあんな番組でも芸人は出たいよね。これはプロ野球選手になりたいという純粋な若者を契約金ゼロで大量入団させたオリックスの思想につながる感じを受ける。「まぁ契約金ゼロだけどプロで結果が出れば年俸で取り返せるよ」と若者をたぶらかし、内心としてはダメなら捨てればいいや、初期投資ゼロだから、と。オリックスというのは性根が腐っている球団なんだ、親会社がああだから。パ・リーグ大好きな私ではあるが、唯一大嫌いな球団はオリックス。次は楽天。チームは最下位で球団経営は黒字って、初期投資できないならプロ野球チームなんて買うな。ただSBのボンズ獲得構想はやり過ぎだと思う。

 今週の予想。先週は日本ハムの3戦全勝と予想したが第5戦までもつれ込んでしまった。セ・リーグは中日の勢いがすごすぎて巨人があまりにだめすぎる。ただ、巨人を破る日本ハム、しかもかつての本拠地東京ドームで日本一、をどうしても見たいのでCSは巨人の優勝と予想。

 競馬は、たいした馬がいないので無敗の菊花賞馬誕生と予想。柴山もクラシックジョッキーになっていいのでは。あとはダービーに出ていない馬とダービー最先着馬を押さえにしたい。

(鎌倉重明)
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