中央競馬専門紙
w e b 楡馬
本紙/青汁注射
「安田康彦、逮捕」 ヤスヤスまたか、と思ってしまったが、その報道を見ていて面白かったのは、彼の職業が「自由業」になっていたこと。騎手引退後は行方不明になっていたらしいが、行方をくらました人の職業は「自由業」という扱いになるのが世間というものらしい。 調べてみると、「自由業」とは「時間や雇用関係に縛られない仕事をしている人」を言うのだとか。 だがこの御時世、雇用関係にも時間にも縛られないで仕事するのは難しい。寅さんですら盆と正月に照準を合わせて仕事しているくらいだからなぁ。すると裸の大将のような人を指す言葉なのかも知れない。 「やりたいように生きる」って意味での「自由業」をやっていた騎手といえば田原成貴なんだがなぁ。そういやあの人も捕まったよねぇ。騎手が「自由業」をやると捕まるという法則がどうもあるらしい。 さて、GSCの第5戦という位置付けなのに外国馬は出てこないセントウルSの予想。 本命はゴールデンキャスト。橋口厩舎の2頭出しで人気の無さそうな方を選んでみる。対抗は同厩のカノヤザクラ。単穴はサマースプリントの逆転優勝を狙うキョウワロアリング。以下、格上挑戦のマリンフェスタとWSJS出場権を獲りたい角田のアグネスラズベリ。 無気力おまけ予想
9月9日・日曜
スペースが余ったので…
記事数の関係でスペースが大きく空いてしまいました。やることもないので、文字で埋めます。
何を書いているか、分かる人には分かります。最後の数文字でなく、最初の数文字で。 |
第21回
インフルエンザの影響で外国馬ゼロ グローバルスプリントなんたらの1つなのに… セントウルステークス
第21回 セントウルS(GU) 9月9日 阪神競馬場 芝1200m
硫黄島と馬の話
先日、話の合う上司から、「君にはきっとこの本は面白いと思うよ」ということで、『栗林忠道』という第二次大戦末期、硫黄島で戦死した日本の指揮官のことを書いた本を借りた。 やる気のない中学生の読書感想文みたいで申し訳ないが、面白い。元々真面目に読んだことのない時代の話だから新鮮に見えるのもあるのだろうが、つい一括りにされがちな戦争の現場や戦術が活き活きと描写されているのが魅力である。 この本、ちょっとマニアックな競馬ファンとしては、読んでいると微妙に引っかかるんですよね。まずは同じく硫黄島で戦死した西竹一。いわゆる「バロン西」である。1932年(奇しくも第1回東京優駿大競走が行われた年)のロサンゼルス五輪で金メダルを取った馬術の名人である。中村一雄や函館孫作、大久保房松などと比べるとどちらが上手かったのか、などと考えてしまいます。やはり入門は後ろ手組んで裸馬で角馬場周りでしょうか。もう一つは主人公の「栗林」。最近は見なくなったが、いわゆる「クリ軍団」のオーナー、栗林友二にゆかりがあるのではないか、と思うんですよ。当の栗林忠道も、馬匹管理に左遷された時期もあったようだし、つながりがあるのではないかと考えてしまうんですよね。いや、彼らの子孫に聞けばいいだけの話なのですが。 さて、セントウルですか。いつGUになったの?これってアグネスラズベリが5着以内に入ると、角田がWSJSに出られるというかなり面白いイベントが見られるみたいですね。じゃあこれ本命。対抗は父の死から逆に結果が出始めたように見える太宰啓介のエムエスワールドを推します。頑張って欲しいので。要注意はキョウワロアリング。石橋が乗れることを松本好雄のアホに教えてやらなければなりません。押さえは競輪の山田裕仁がオーナーのマリンフェスタあたりで行ってみましょうか。 (西ノ海嘉治郎)
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