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十勝に行ってきました(07/02/10−07/02/12)−その3:帯広および周辺

 競馬場をあとにしたメンバーは2日目の宿へ。どこのホテルとは言わないが、昭和チックなマンションをそのままホテルとして経営してるだけの建物。部屋には洗濯機置き場などがそのまま残されている。でも1階の風呂は天然温泉で、しかもだだっ広い。ホテルの温泉とは思えない広さ。ちょっと熱かったのが若干キズだったが、悪くなかった。食事なし、帯広駅からやや歩くが、3500円ならかなりお得だ。

 夜は居酒屋を2件回って食って飲んで、ホテルへ戻る道中、コンビニで翌朝の食事を買い込んでこの日は終了。

 翌朝、帰りの飛行機までは時間があったので、一同、帯広から車で数十分行ったところにある、菓子で有名な「柳月」の工場へと行ってみた。

柳月の工場

 朝10時頃なのに駐車場は車で一杯。なぜか旭川ナンバーの車も。柳月おそるべし。工場見学を楽しみ、自分のお土産に少々お菓子を買い込んだ。

 その後、とある川へ立ち寄ってみると、そこにはこれでもか、というほどの白鳥とカモが…。

白鳥とカモども

 白鳥は異常に人になついており、放り投げられたエサをバクバクと食べる。手渡しでも食べる。ちょっと面白い。

 そして最後に帯広市内の「ぱんちょう」にて豚丼を堪能。豚肉の枚数によって品が異なり、一番よく注文があるという「梅」を注文。すると出てきたのは、

ぱんちょうの豚丼

これ。えらいはみ出しっぷりである。蓋を取ってみると、

ぱんちょうの豚丼

こんな感じ。食ってみると非常に美味い。一同、一言も発することなく黙々と豚丼と対峙していた。これで1050円なら大満足である。


 以上、これが十勝の旅でした。今回は冬でしたが、別の季節も良いとのことなので、また夏か初秋にでも行ければと思います。
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十勝に行ってきました(07/02/10−07/02/12)−その2:帯広競馬場

 然別湖を満喫しすぎて散々にやられた一同は宿をあとにして帯広競馬場へと移動。

 到着してまずは競馬場に併設されている「馬の博物館」へ。昔の競馬の資料がわんさかと展示されている。今のばん馬の祖となったイレネーに関する資料や、装蹄技術に関する学術書、牡馬の睾丸を抜くハサミ、江戸時代の馬方が遺した一子相伝の秘伝書など、興味深いものばかり。時間があったら一日中そこに居たいくらいだった。

 入場門前で競馬新聞を購入していよいよ競馬場に突撃。スタンド前に出てみる。

本馬場の上

 画像の左手がばんえい用のコースで、観客が入っているここは道営開催で平地競走が行なわれていた本馬場のホームストレッチ上である。もう道営で使われることがないためこうやって、ばんえい競馬のファンのために開放されているようだ。

 そしてとりあえず馬券も買わずにレースを観戦。

ばんえい競馬

 観客からの歓声は普通の競馬と同じだが、馬場の内側から騎手の大きな掛け声がはっきりと聞き取れてビックリする。札幌競馬場で馬場整備のバイトをした時にも騎手が意外に大きな掛け声を出していたのには驚いたが、ばんえい競馬の場合、ゆっくり進むので騎手の気迫こもった掛け声がずっと聞き取れて面白い。ばんえい競馬の熱いところを感じ取れる一面であろう。

 市営競馬組合から届いた案内に「競馬場に着いたら整理本部に来てください」とあったので行ってみる。すると「来賓」のバッジを付けられて建物の中へ。最初に通された部屋は実況室の隣。実況室には、

井馬博アナ

あの「詩的実況」で有名な井馬博アナが。ご尊顔を斜め後ろから拝むことができた。ありがたや。

 特別観戦席と呼ばれる部屋で、購入した新聞と出馬表を広げてみる。するとそこには、

ホースニュース『馬』

出馬表

ちゃんと「競馬新聞『web楡馬』ばんえい特集号記念」と活字になっていた。これには一同、ニヤリ。

 特別観戦席は思いのほかレースがよく見えないので、結局外で観戦することに。パドックに出てみると、見たことないような大きな馬が周回していた。元気があり余ってか前脚を高々と挙げた大きな馬を見て、「『北斗の拳』の黒王号だ」と誰かが言った。まさにその通り。そして一通り周回すると

パドックでは騎手が騎乗

馬に騎手が跨るのである。別にレースでは騎手は乗らないのに、である。話には聞いていたが、ちょっと面白い光景である。でも、これがパドックでは大事なのだそうだ。

 そして、協賛レース。肝心の写真はレースに夢中ですっかり撮り忘れた。だって買った馬券が当たりそうだったんだもの。で、実際に当たったんだけど。

 レース後、表彰式に出席。馬主賞、調教師賞、騎手賞、厩務員賞をそれぞれメンバーのうち4人が優勝騎手の西謙一騎手に手渡した。

表彰式

 ↑調教師賞を手渡している私・青汁注射。個人情報保護のため顔はモザイク処理してます。

 そして、記念の口取り式。

口取り式

 レースを終えたばかりのキョウエイボーイ号の鼻息がまだ荒く、レースの凄まじさが伝わってくるよう。ちなみに、個人情報保護のため、楡馬メンバーの顔はモザイク処理しています。モザイク人間のうち左から、負けない氏、独帝氏、ケンスケ緒羅!氏、私・青汁注射、鎌倉重明氏。

 我らが協賛レースの2つあとに重賞ポプラ賞が行なわれた。

第28回ポプラ賞の優勝レイ

 ちなみに、この日の競馬場には吉本新喜劇の辻本茂雄が捏造でお馴染みの関西テレビのクルーを引き連れてやってきていた。

辻本茂雄

 写真の中央の後姿の男がそいつなのだが、最初は誰だか判らなくて、「辻本っぽいけど別人だろ」と言っていたら本人だった。有名人のオーラが全く出ていない芸人である。

 こうして帯広競馬場を堪能したのであった。

>>その3へ続く
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十勝に行ってきました(07/02/10−07/02/12)−その1:然別湖

 先々週の『web楡馬』にあるように、2月11日ばんえい競馬で個人協賛レースをやってきました。その表彰式に赴くべく、楡馬メンバー5人が帯広競馬場に参戦することとなりました。その旅について記しますが、そのいくつかは先週の『web楡馬』の本紙にて鎌倉重明氏が書いておいでなので、そちらを参照しつつ読まれると良いでしょう。


 さて、2月10日、とかち帯広空港に到着。ちょうど昼時ということもあって帯広市内のあるうどん屋に連行。残念ながら店構えの写真も、食ったうどんの写真も撮り忘れたが、これが非常に美味かった。店の名前は「山賊」だか「盗賊」だか忘れたが、うどんに心を盗まれた心地であった。

 次に宿である然別湖へ。到着早々、凍った湖の上に作られた露天風呂へ突撃。脱衣所も氷で作られた建物で、とにかく極寒。風呂へのわずか数mが死を感じさせる寒さ。風呂に飛び込むと外気の寒さにちょうど合った温度と天然の温泉臭。楡馬メンバー一同、湖上温泉を満喫したのであった。

 宿は「ホテル風水」。Dr.コパとは関係ない模様。部屋食を頼んだのだが、これがまた良かった。

ホテル風水の夕食1

 これで全部ではない。まだ出てくる。出てきたのが、オショロコマ。

ホテル風水の夕食2

 写真右下の魚がそれだ。北海道大学1年のとき、「サケ学入門」という単位を履修したことがあった。その講義の中で、オショロコマはサケに最も近い魚の一種、と聞いてはいたが、その姿を初めて目にするのが、図鑑や標本、VTRなどではなく、焼き魚となるとは思ってもみなかった。オショロコマは天然記念物なので、これは言うまでもなく養殖ものだ。同じ淡水魚であるアユには香り高さでは負けるが、食べ応え感ではこちらのほうが上であろう。(ちなみに、写真中央上の皿に乗る一切れの肉が鹿追牛だ)

 夕食後は再び湖上に。そこで何から何まで氷で作られた「アイス・バー」なるものを体験した。

アイス・バー

 氷のドームに氷のテーブル、氷の椅子、何から何まで氷で出来ている。さらに、

イン・ザ・ロック

カクテルを入れるグラスも氷だ。カクテル自身は500円で、さらに500円を追加するとこの氷のグラスを用意してくれる。地元の人と思しき人が「これは“オン・ザ・ロック”じゃなくて“イン・ザ・ロック”って言うんだよ」と自慢げに教えてくれた。

 一通りアイス・バーを楽しんで外に出てみると、

マイナス10℃

外気はマイナス10℃ほどになっていた。でも、これでも風呂から上がった頃に比べれば、雪が降っていた関係で2〜3℃近く上がっていた。これくらい寒いと、降ってくる雪は、

雪印のマークだ

結晶のままなのである(ピンぼけしてますが、ホントにはっきりと結晶でした)。楡馬メンバーの誰かが「雪印のマークだ」と言ってたが、まさにその通り。

 翌朝、また湖上に出てみると、夜は暗くて判らなかった様子がはっきりと見てとれた。

然別湖上の様子

 これ、凍った湖の上なのである。こんなとこにアイス・バーを作ったり、温泉引いて露天風呂にしたり、スノー・モービル体験させたり、と面白いこと満載な冬の然別湖なのであった。

>>その2へ続く
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