〔調査データ〕中山2500m 騎手成績&枠別成績:ディープに死角あり
今日は有馬記念の枠順が発表されたので、中山・芝2500mのデータを出してみましょう。ディープインパクトがラストランを飾れるのかどうか。
いつも通り、1996年以降に行なわれた中山・芝2500mの全レースをさらってみました。施行レース数は132、出走延べ頭数は1557頭でありました。
まずはいつも通り、枠の成績を出してみます。いつもは連対実績を見ていますが、今回はディープインパクトが勝つかどうかを中心に見たいので、連対ではなく、1着実績で見てみます。
毎度のことですが、数値は1を平均として、1を超えるほど1着の実績があり、下回るほど実績がない枠ということになります。表をグラフ化すると以下になります。
突出して良いのが4枠です。次いで1枠、2枠。内枠有利と言われるコースらしい結果になりましたが、注目は3枠です。こちらは逆に悪い。6枠ほどでないにしても0.8を下回ると厳しいと言わざるを得ません。
で、ディープインパクトの枠はというと、ズバリ、3枠です。これは早くも死角を背負うことになりました。
次に、1996年以降の騎手成績を見てみましょう。今回の有馬記念の騎乗予定騎手14人のリーディングです。
突出した成績を挙げているのは蛯名です。ですが、今回の騎乗馬がウインジェネラーレでは話にならないでしょう。無視です。
問題なのは武豊です。「4勝、2着7回」と2着の方が多いのはこの騎手には珍しいことです。他の競馬場では大抵1着数の方が上回っていますので、もしかすると苦手にしているのではないでしょうか。
それをさらに確かめるために勝率&連対率も見てみましょう。14人中、それぞれ上位7人までをリストアップします。
武豊の勝率13.8%は他のコースでは考えられない低さです。また、勝率、連対率ともに武士沢に近いです。このコースに限って言えば、「武は武士沢並み」ということになります。ヤネが第2の死角です。
ちなみに、武豊は有馬記念には相性が悪いことで有名です。1勝しかしていません。その1勝も1990年のオグリキャップの時のみです。世間では「感動的な有馬記念」として記憶されていますが、見識ある競馬ファンの間では「史上最低の有馬記念」と言われています。そんなレースしか勝ったことがないのです。昨年に至っては、無敗の三冠馬をもってして敗れる失態を犯しています。第2の死角は相当重い死角と言えるでしょう。
ではディープインパクトが負けるとしたら、何が勝つのか? それもデータで見てみましょう。というか、もうお判りですね。
「ダントツの勝率No.1騎手・ペリエ」が騎乗し、「1着実績のある1枠」を引いた、ポップロックです。
以下、騎手の実績はないものの最高の枠を引いたダイワメジャーとスイープトウショウ、騎手に騎乗経験がないのが却って未知の魅力のデルタブルースが対抗候補でしょうか。
データは「ディープインパクト1着の可能性は低い」と結論付けました。
いつも通り、1996年以降に行なわれた中山・芝2500mの全レースをさらってみました。施行レース数は132、出走延べ頭数は1557頭でありました。
まずはいつも通り、枠の成績を出してみます。いつもは連対実績を見ていますが、今回はディープインパクトが勝つかどうかを中心に見たいので、連対ではなく、1着実績で見てみます。
中山 芝2500m 枠別勝利成績 (1996年1回1日〜2006年5回6日) | |||||||
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1枠 | 2枠 | 3枠 | 4枠 | 5枠 | 6枠 | 7枠 | 8枠 |
1.284 | 1.234 | 0.768 | 1.459 | 0.939 | 0.658 | 0.888 | 0.955 |
毎度のことですが、数値は1を平均として、1を超えるほど1着の実績があり、下回るほど実績がない枠ということになります。表をグラフ化すると以下になります。
突出して良いのが4枠です。次いで1枠、2枠。内枠有利と言われるコースらしい結果になりましたが、注目は3枠です。こちらは逆に悪い。6枠ほどでないにしても0.8を下回ると厳しいと言わざるを得ません。
で、ディープインパクトの枠はというと、ズバリ、3枠です。これは早くも死角を背負うことになりました。
次に、1996年以降の騎手成績を見てみましょう。今回の有馬記念の騎乗予定騎手14人のリーディングです。
中山 芝2500m リーディング 第51回有馬記念騎乗騎手 (1996年1回1日〜2006年5回6日) | ||||
---|---|---|---|---|
順位 | 騎手 | 1着 | 2着 | 3着 |
1位 | 蛯名正義 | 17勝 | 9回 | 11回 |
2位 | 横山典弘 | 7勝 | 8回 | 7回 |
3位 | 柴田善臣 | 5勝 | 16回 | 12回 |
4位 | ペリエ | 5勝 | 2回 | 2回 |
5位 | 武豊 | 4勝 | 7回 | 4回 |
6位 | 武士沢友治 | 2勝 | 3回 | 1回 |
7位 | 内田博幸 | 1勝 | 0回 | 0回 |
8位 | 勝浦正樹 | 0勝 | 2回 | 6回 |
9位 | 武幸四郎 | 0勝 | 1回 | 0回 |
10位 | 石橋守 | 0勝 | 0回 | 0回 |
11位 | 池添謙一 | 0勝 | 0回 | 0回 |
12位 | 五十嵐冬樹 | 0勝 | 0回 | 0回 |
13位 | 安藤勝己 | 0勝 | 0回 | 0回 |
岩田康誠 | 騎乗なし |
突出した成績を挙げているのは蛯名です。ですが、今回の騎乗馬がウインジェネラーレでは話にならないでしょう。無視です。
問題なのは武豊です。「4勝、2着7回」と2着の方が多いのはこの騎手には珍しいことです。他の競馬場では大抵1着数の方が上回っていますので、もしかすると苦手にしているのではないでしょうか。
それをさらに確かめるために勝率&連対率も見てみましょう。14人中、それぞれ上位7人までをリストアップします。
中山 芝2500m 勝率&連対率 第51回有馬記念騎乗騎手 上位7位 (1996年1回1日〜2006年5回6日) | ||||
---|---|---|---|---|
勝率 | 順位 | 連対率 | ||
ペリエ | 31.3% | 1位 | ペリエ | 43.8% |
蛯名正義 | 18.9% | 2位 | 武豊 | 37.9% |
内田博幸 | 16.7% | 3位 | 武士沢友治 | 33.3% |
武豊 | 13.8% | 4位 | 蛯名正義 | 28.9% |
武士沢友治 | 13.3% | 5位 | 柴田善臣 | 23.9% |
横山典弘 | 10.4% | 6位 | 横山典弘 | 22.4% |
柴田善臣 | 5.7% | 7位 | 内田博幸 | 16.7% |
武豊の勝率13.8%は他のコースでは考えられない低さです。また、勝率、連対率ともに武士沢に近いです。このコースに限って言えば、「武は武士沢並み」ということになります。ヤネが第2の死角です。
ちなみに、武豊は有馬記念には相性が悪いことで有名です。1勝しかしていません。その1勝も1990年のオグリキャップの時のみです。世間では「感動的な有馬記念」として記憶されていますが、見識ある競馬ファンの間では「史上最低の有馬記念」と言われています。そんなレースしか勝ったことがないのです。昨年に至っては、無敗の三冠馬をもってして敗れる失態を犯しています。第2の死角は相当重い死角と言えるでしょう。
ではディープインパクトが負けるとしたら、何が勝つのか? それもデータで見てみましょう。というか、もうお判りですね。
「ダントツの勝率No.1騎手・ペリエ」が騎乗し、「1着実績のある1枠」を引いた、ポップロックです。
以下、騎手の実績はないものの最高の枠を引いたダイワメジャーとスイープトウショウ、騎手に騎乗経験がないのが却って未知の魅力のデルタブルースが対抗候補でしょうか。
データは「ディープインパクト1着の可能性は低い」と結論付けました。