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〔調査〕京都2000mのジョッキー成績と枠別成績

 さて、久しぶりにデータを出してみました。もちろん、秋華賞が行われる京都2000mのデータですよ。

 データは、1996年1回京都1日から2006年5回京都2日までの間に芝2000mで行われた全293レース、延べ3772頭の競走結果を基にしています。

 まずは、毎度お馴染みのジョッキー成績から。最初は「秋華賞に騎乗する18人のリーディング」を出してみましょう。どの騎手がこのコースで一番多く勝ち星を挙げているのか。

京都2000m リーディング
第11回秋華賞騎乗騎手
(1996年1回1日〜2006年5回2日)
順位騎手1着2着3着
1位武豊44勝29回15回
2位藤田伸二16勝16回15回
3位幸英明16勝14回13回
4位福永祐一16勝14回9回
5位安藤勝己16勝5回11回
6位池添謙一10勝12回11回
7位熊沢重文7勝7回10回
8位本田優7勝6回5回
9位和田竜二4勝4回7回
10位小牧太3勝3回5回
11位藤岡佑介3勝0回0回
12位秋山真一郎1勝7回9回
13位岩田康誠1勝4回8回
14位川島信二1勝0回1回
15位横山典弘0勝4回4回
16位田中勝春0勝0回3回
17位柴田善臣0勝0回1回
18位吉田隼人0勝0回0回

 まぁ、1位の人はほっといて、2〜5位は割と接戦です。幸のこの成績はちょっと意外な感じです。

 では次に「勝率&連対率 上位10位」を見てみましょう。一体どの騎手がこのコースを得意としているのか。

京都2000m 勝率&連対率
第11回秋華賞騎乗騎手 上位10位
(1996年1回1日〜2006年5回2日)
勝率順位連対率
武豊28.0%1位武豊46.5%
藤岡佑介25.0%2位藤岡佑介25.0%
安藤勝己18.2%3位安藤勝己23.9%
本田優11.1%4位横山典弘22.2%
幸英明11.0%5位藤田伸二21.8%
藤田伸二10.9%6位池添謙一21.4%
池添謙一9.7%7位本田優20.6%
福永祐一9.6%8位幸英明20.5%
川島信二5.6%9位福永祐一18.1%
小牧太5.4%10位岩田康誠12.5%

 藤岡は騎乗数が少ないとはいえ、なかなかの健闘と言えるでしょう。
 やはり安藤は上手いんですね。そして、本田の名前が挙がっています。秋華賞を勝ったことがありますし、このデータが後押しになりそうな感じです。

 この2つのデータで気になったのは、
  • 勝ち星こそないものの、地味に連対はする横山典
  • 岩田は騎乗数が少ないだけでなく、率も悪い
といったところでしょうか。

 次に、この10年間の「枠別連対成績」を出してみましょう。表の数字は「連対しやすさ指数」です。
 え? その数値、どうやって出しているのかって? 面倒なので説明は省きますが、種牡馬成績で目安となる「アーニングインデックス」と同じ考え方で計算しています。平均値は1.0です。1.0より高いほど連対しやすく、低いほど連対しにくいことになります。

京都2000m 枠別連対成績
(1996年1回1日〜2006年5回2日)
1枠2枠3枠4枠5枠6枠7枠8枠
1.0330.9840.8691.0201.1570.9650.7961.166

 トップは「8枠」、2位が「5枠」と、別に内ほど有利だとか、外ほど不利といった相関関係はなさそうです。トップの隣の「7枠」が最低だし。
 でも「7枠」の低さはちょっと気になります。極端に悪くはないですが、気になる悪さではあります。
 枠順発表は明日です。どの馬がどの枠に入るのか。アドマイヤキッス、7枠に入れ〜。
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