楡馬blog 楡馬.comへ戻る

〔調査〕新潟・芝1600mのデータ

 では小倉・芝1200mに続いて新潟2歳Sが行なわれる新潟・芝1600mのデータも出しちゃいましょう。

 こちらはコース改修された2001年以降が対象です。
  • レース数は159レース
  • 出走馬延べ頭数は2508頭(完走馬は2501頭)
  • 1度以上騎乗した騎手は172人

 頭数が少ないので信頼度は低いですが、こちらも牡馬・牝馬の平均タイムと「勝ちやすさ指数」を出してみましょう。
牡・セ1:36.141.151
1:36.290.772

 タイム差は0秒15。着差にすると3/4馬身。差があるといえばある、といったところでしょうか。それより何より、「勝ちやすさ指数」が問題。牝馬の0.772は明らかに低いです。牝馬には苦しいコースなのかも知れません。

 では騎手はどうでしょうか。例によって新潟2歳Sに騎乗する18人のリーディング順位を出してみましょう。
新潟1600m勝利数リーディング
(2001年〜2006年3回6日)
新潟2歳S騎乗者のみ
順位騎手名騎乗数1着2着3着
1位柴田善臣86戦13勝13回8回
2位田中勝春87戦13勝11回6回
3位蛯名正義57戦12勝4回4回
4位吉田豊63戦10勝6回4回
5位後藤浩輝63戦9勝9回10回
6位木幡初広82戦4勝5回10回
7位江田照男74戦4勝3回4回
8位中舘英二78戦3勝4回7回
9位勝浦正樹29戦2勝4回0回
10位吉田隼人25戦2勝3回1回
11位武豊3戦2勝0回0回
12位小林淳一78戦1勝4回4回
13位小野次郎22戦1勝2回1回
14位石橋脩41戦1勝1回3回
15位安藤勝己8戦1勝1回1回
16位長谷川浩大12戦1勝0回1回
17位小牧太6戦0勝0回2回
18位大野拓弥10戦0勝0回1回

 善臣と勝春が13勝でトップ。騎乗数もこの2人が1位と2位なので、このコースをよく知る2人と言えそうです。

 では勝率&連対率ではどうでしょうか。
新潟1600m 勝率・連対率 5傑
(2001年〜2006年3回6日)
新潟2歳S騎乗者のみ
騎手名勝率順位騎手名連対率
武豊66.7%1位武豊66.7%
蛯名正義21.1%2位柴田善臣30.2%
吉田豊15.9%3位後藤浩輝28.6%
柴田善臣15.1%4位蛯名正義28.1%
田中勝春14.9%5位田中勝春27.6%

 騎乗数3回なので参考外でもいいのですが、武豊が抜けてしまいました。こいつを除くと、蛯名が得意にしている模様です。人気のマイネルレーニアに騎乗する石橋脩は1勝、勝率2.4%しかなく、ちょっと不安な材料です。

 というわけで、データだけで言えば、牡馬で高勝率の騎手が乗るニシノコンドコソとマイネルハーバードということになりますが、さてどうでしょう。改めて書きますが、私は馬券を買いません。
馬 > データ | comments (0) | trackbacks (0)

〔調査〕小倉・芝1200mのデータ

 今週の重賞は2つともいまいち魅力がないので予想しません。馬券も買いません。

 でも何も書かないのもつまらないので、参考データだけでも載せておきます。

 まずは小倉2歳Sが行なわれる小倉・芝1200mのデータを紹介しましょう。

 例によって、「1996年からの10年間+2006年」を対象に全レースの全出走馬をあたったみました。
  • レース数は816レース(1着馬は818頭)
  • 出走馬は延べ1万1712頭(完走馬は1万1693頭)
  • 1度以上騎乗した騎手は263人

 手始めに牡馬・牝馬の平均タイムと「勝ちやすさ指数」を出してみましょう。
牡・セ1:10.761.038
1:10.810.962

 平均タイム差は0秒05。着差にすると1/4馬身しかなく、ほとんど差はないようです。また「勝ちやすさ指数」も大きな開きはありません。

 ちなみに、「勝ちやすさ指数」は以下の数式で求めています。

 (「当該の勝ち馬数」÷「全勝ち馬数」)÷(「当該の完走頭数」÷「全完走頭数」)

 平均は1で、1を超えるほど頭数の割によく勝っていて、1を割り込むほどに頭数の割に勝てていないことになります。(理系の人ならすぐに理解してもらえるかと)

 牡馬・牝馬の差がないので、騎手に注目。小倉2歳Sに騎乗する騎手のリーディング順位を挙げてみましょう。
小倉1200m勝利数リーディング
(1996年〜2006年3回6日)
小倉2歳S騎乗者のみ
順位騎手名騎乗数1着2着
1位福永祐一336戦51勝26回
2位幸英明414戦41勝44回
3位和田竜二363戦31勝33回
4位橋本美純238戦22勝13回
5位池添謙一210戦18勝29回
6位熊沢重文256戦15勝24回
7位太宰啓介228戦15勝16回
8位渡辺薫彦188戦13勝13回
9位石橋守201戦12勝16回
10位野元昭嘉319戦9勝18回
11位川田将雅106戦6勝9回
12位内田浩一200戦6勝8回
13位鮫島良太73戦6勝6回
14位吉永護9戦2勝0回

 1位は福永で、実はこの14人に限らなくても武豊を差し置いて全体1位です。

 次に勝率&連対率の上位5人です。(6位以下は上の表から計算してください)
小倉1200m 勝率・連対率 5傑
(1996年〜2006年3回6日)
小倉2歳S騎乗者のみ
騎手名勝率順位騎手名連対率
吉永護22.2%1位福永祐一22.9%
福永祐一15.2%2位池添謙一22.4%
幸英明9.9%3位吉永護22.2%
橋本美純9.2%4位幸英明20.5%
池添謙一8.6%5位和田竜二17.6%

 吉永が勝率1位になりましたが騎乗数が少ないので参考外。すると福永が実質的に勝率・連対率ともに1位。しかも勝率は抜けています。

 ということで、人気のシルバーストーンに有利なデータとなりました。でも私は買いません。だって馬名が、「色の名前」+「ストーン」って、なんだかホワイトストーンを思い出させるのだもの。
馬 > データ | comments (0) | trackbacks (0)
1/1