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最古の日本レコードが破られてタケシバオーを思う

 昨日の小倉メインでダート1700mの日本レコードが塗り替えられたようですな。サンライズキングがねぇ。もっとスゴい馬に抜かれるならタケシバオーも本望だろうに。

 でも、タケシバオーのスゴいとこはヤツが37年前にレコードを出したときは斤量が60kgだったこと。サンライズキングはたったの56kgでしかない。もしあのときタケシバオーが同じ56kgだったら…。

 なによりレコードの比較は同時代同士では意味があるが、時代に差がある場合は比較の意味がない。後の時代になるほど調教技術も飼育方法も工夫されるし、細かいことを言えばコース形態にしてもスパイラルカーブが取り入れられスピードが出やすくなっているし、装蹄技術だって騎手の騎乗技術だって良くなっている。

 つまり、あれから37年5ヶ月も経てば破られて当然。37年5ヶ月も破られなかったレコードを作ったタケシバオーがもし同じ技術でレースに臨んでいたら、きっとまだ向こう20年は破られないレコードを作ったに違いない。それほどタケシバオーは偉大だったということ。だてに顕彰馬になっていません。なんたって「レコード勝ち5回」はJRA記録ですからね。
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