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十勝に行ってきました(07/02/10−07/02/12)−その2:帯広競馬場

 然別湖を満喫しすぎて散々にやられた一同は宿をあとにして帯広競馬場へと移動。

 到着してまずは競馬場に併設されている「馬の博物館」へ。昔の競馬の資料がわんさかと展示されている。今のばん馬の祖となったイレネーに関する資料や、装蹄技術に関する学術書、牡馬の睾丸を抜くハサミ、江戸時代の馬方が遺した一子相伝の秘伝書など、興味深いものばかり。時間があったら一日中そこに居たいくらいだった。

 入場門前で競馬新聞を購入していよいよ競馬場に突撃。スタンド前に出てみる。

本馬場の上

 画像の左手がばんえい用のコースで、観客が入っているここは道営開催で平地競走が行なわれていた本馬場のホームストレッチ上である。もう道営で使われることがないためこうやって、ばんえい競馬のファンのために開放されているようだ。

 そしてとりあえず馬券も買わずにレースを観戦。

ばんえい競馬

 観客からの歓声は普通の競馬と同じだが、馬場の内側から騎手の大きな掛け声がはっきりと聞き取れてビックリする。札幌競馬場で馬場整備のバイトをした時にも騎手が意外に大きな掛け声を出していたのには驚いたが、ばんえい競馬の場合、ゆっくり進むので騎手の気迫こもった掛け声がずっと聞き取れて面白い。ばんえい競馬の熱いところを感じ取れる一面であろう。

 市営競馬組合から届いた案内に「競馬場に着いたら整理本部に来てください」とあったので行ってみる。すると「来賓」のバッジを付けられて建物の中へ。最初に通された部屋は実況室の隣。実況室には、

井馬博アナ

あの「詩的実況」で有名な井馬博アナが。ご尊顔を斜め後ろから拝むことができた。ありがたや。

 特別観戦席と呼ばれる部屋で、購入した新聞と出馬表を広げてみる。するとそこには、

ホースニュース『馬』

出馬表

ちゃんと「競馬新聞『web楡馬』ばんえい特集号記念」と活字になっていた。これには一同、ニヤリ。

 特別観戦席は思いのほかレースがよく見えないので、結局外で観戦することに。パドックに出てみると、見たことないような大きな馬が周回していた。元気があり余ってか前脚を高々と挙げた大きな馬を見て、「『北斗の拳』の黒王号だ」と誰かが言った。まさにその通り。そして一通り周回すると

パドックでは騎手が騎乗

馬に騎手が跨るのである。別にレースでは騎手は乗らないのに、である。話には聞いていたが、ちょっと面白い光景である。でも、これがパドックでは大事なのだそうだ。

 そして、協賛レース。肝心の写真はレースに夢中ですっかり撮り忘れた。だって買った馬券が当たりそうだったんだもの。で、実際に当たったんだけど。

 レース後、表彰式に出席。馬主賞、調教師賞、騎手賞、厩務員賞をそれぞれメンバーのうち4人が優勝騎手の西謙一騎手に手渡した。

表彰式

 ↑調教師賞を手渡している私・青汁注射。個人情報保護のため顔はモザイク処理してます。

 そして、記念の口取り式。

口取り式

 レースを終えたばかりのキョウエイボーイ号の鼻息がまだ荒く、レースの凄まじさが伝わってくるよう。ちなみに、個人情報保護のため、楡馬メンバーの顔はモザイク処理しています。モザイク人間のうち左から、負けない氏、独帝氏、ケンスケ緒羅!氏、私・青汁注射、鎌倉重明氏。

 我らが協賛レースの2つあとに重賞ポプラ賞が行なわれた。

第28回ポプラ賞の優勝レイ

 ちなみに、この日の競馬場には吉本新喜劇の辻本茂雄が捏造でお馴染みの関西テレビのクルーを引き連れてやってきていた。

辻本茂雄

 写真の中央の後姿の男がそいつなのだが、最初は誰だか判らなくて、「辻本っぽいけど別人だろ」と言っていたら本人だった。有名人のオーラが全く出ていない芸人である。

 こうして帯広競馬場を堪能したのであった。

>>その3へ続く
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