楡馬blog 楡馬.comへ戻る
<< 中日新聞杯を考える | main | 〔調査データ〕阪神1400m 騎手成績&枠別連対成績 >>

〔調査データ〕中山1600m 騎手成績&枠別連対成績

 先週は色々と立てこんだのでデータは出しませんでしたが(っていうか、新コースでデータもへったくれもなかったですが)、今週はやりましょう。

 朝日杯FSが行われる中山・芝1600mの、例によって1996〜2005年&今年に行われた全レースを洗ってみます。

 調べてみたところ、延べ559レースが実施され、7834頭が出走していました。これだけの数字があれば、データとしては信頼がおけることになります。


 さて、いつも通り、枠別成績から参ります。枠ごとの「連対指数」を出します。1を超えるほど連対の実績がある枠で、下回るほど実績のない枠となります。


中山 芝1600m 枠別連対成績
(1996年1回1日〜2006年5回2日)
1枠2枠3枠4枠5枠6枠7枠8枠
1.2411.0931.0570.9690.9421.0190.8840.882

 これだと判り難いので、毎度のことながらグラフです。

中山・芝1600m 枠別連対指数

 これは見事です。天皇賞(秋)のときの東京2000mに似ています。内枠ほど良く、外枠にいくほど悪くなっています。はっきりと内枠有利と出ました。

 次に騎手成績。まず、今回騎乗する15人の騎乗成績を見てみましょう。

中山 芝1600m リーディング
第58回朝日杯FS騎乗騎手
(1996年1回1日〜2006年5回2日)
順位騎手1着2着3着
1位蛯名正義52勝38回30回
2位柴田善臣45勝51回39回
3位横山典弘40勝28回32回
4位後藤浩輝39勝28回21回
5位田中勝春36勝36回27回
6位北村宏司14勝17回15回
7位ペリエ13勝4回2回
8位勝浦正樹7勝9回8回
9位安藤勝己3勝6回6回
10位四位洋文3勝4回3回
11位内田博幸2勝8回2回
12位松岡正海2勝1回4回
13位岩田康誠2勝1回1回
14位幸英明0勝1回2回
15位本田優0勝0回0回

 さすがに上位を関東のジョッキーが占めました。今年はリーディング争いで後れをとっている蛯名が1位です。ここいらで一発があるでしょうか。

 次に勝率&連対率を見てみましょう。

中山 芝1600m 勝率&連対率
第58回朝日杯FS騎乗騎手 上位10位
(1996年1回1日〜2006年5回2日)
勝率順位連対率
ペリエ27.7%1位ペリエ36.2%
岩田康誠22.2%2位岩田康誠33.3%
蛯名正義15.6%3位蛯名正義27.0%
横山典弘14.3%4位内田博幸26.3%
後藤浩輝13.1%5位安藤勝己25.7%
柴田善臣11.4%6位横山典弘24.4%
田中勝春10.3%7位柴田善臣24.2%
安藤勝己8.6%8位後藤浩輝22.6%
四位洋文7.9%9位田中勝春20.6%
北村宏司7.3%10位四位洋文18.4%

 勝率・連対率ともに3位まで同じ順位となりました。1位はペリエです。地味に勝ち方を心得ていそうです。

 あと、おまけで、人気別の勝率を3番人気まで出しておきます。

人気別勝率
1番
人気
2番
人気
3番
人気
36.0%19.3%14.0%

 1番人気の勝率36.0%と2番人気の19.3%はともに平均に比べるとやや高いので、割と人気サイドで決まる傾向があるコースと言えます。


 というわけで、総括です。

 2枠で蛯名が騎乗するドリームジャーニーと、6枠ながら1番人気が予想され勝率1位騎手ペリエ騎乗のオースミダイドウ、この2頭の一騎打ちかな、と。


 『web楡馬』は今週もお休みです。次号は有馬記念です。よろしくお願いします。
馬 > データ | comments (0) | trackbacks (3)

Comments

Comment Form

Trackbacks

クラッシックへライジングサン! 朝日杯FS 他特注馬! | メビウスリング | 2006/12/10 11:59
2歳牡馬にとっては中央で唯一のG1であり、最優秀2歳馬の決定戦と言っても過言ではない朝日杯。近年では必ずしもクラシックへ結びつくレースではないが、過去の勝ち馬には、メリーナイス、サクラチヨノオー、アイネスフウジン、ミホノブルボン、ナリタブライアンなどのダービー馬が名を連ねる。今回、1番人気に推され...
朝日杯フューチュリティステークス | あっしの人生、いろいろなのよ | 2006/12/10 10:49
3勝馬が一頭のみ。今年の朝日杯は意外と低レベルか。馬場も渋いとなれば波乱もあるか
朝日杯フューチュリティS(G1)予想☆ | 蒸気の館 | 2006/12/10 03:22
明日は中山競馬場でG1です☆