〔調査〕ジョッキーの人気別成績
9月3日終了時点で3場とも開催変わりということで、中央競馬は開催実日数が9開催72日が終了したことになります。
そこで、今年これまでの騎手の人気別成績をちょいと調べてみようと思い立ったわけです。「なんでこのタイミングで?」と言われると困るのですが…。
そこで、今年これまでの騎手の人気別成績をちょいと調べてみようと思い立ったわけです。「なんでこのタイミングで?」と言われると困るのですが…。
で、全員を調べても、今年1戦とか2戦しか騎乗してない騎手を明らかにしても嬉しくないので、毎日4回以上騎乗している騎手に限ることにしました。現在だと72×4=288回以上騎乗がある騎手ということになります。その結果、47人のジョッキーに絞られました。中央の騎手の4〜5割くらいだから、まぁ妥当な数字かと。
この47人平均の1番〜8番人気までの勝率を出してみました。
当然といえば当然ですが、人気が下がるほどに勝率も下がっていってます。「人気なんて人が作り出したもの」といっても、案外当てになるもののようです。
では、この47人で、1番〜3番人気それぞれの勝率の高い順に並べると誰が上位にくるのか? それぞれ上位10位まで出してみます。ちなみに、規定勝ち数を上回った騎手を対象にしています。規定勝ち数の求め方は、各人気に2日に1回騎乗するものとし、72×0.5=36回騎乗に、1番人気の場合、1番人気の平均勝率をかけたものを規定勝ち数とします。1番人気→36×32.8%=11.8勝、2番人気→36×18.9%=6.8勝、3番人気→36×14.3=5.1勝です。
トップジョッキーを差し置いて1番人気の勝率1位は吉田隼人になりました。う〜ん、意外。1番〜3番人気すべてに名前が挙がったのは武幸四郎と内田博幸の2人だけ。この2人が人気馬に乗る時は信頼して良さそうです。
武豊は平均をちょっと上回っただけ、横山典弘や岩田康誠らに至っては名前が挙がっていません。トップジョッキーは人気馬を確実に勝たせるから信頼されて騎乗馬が廻ってくる、と言いますが、実際のところ確実に勝たせている騎手は他にいる、というデータになりました。
さて、このデータを算出した基になったデータファイルをここに晒してしまいます。右クリックで保存してください。中身はcsvファイルです(ただのテキストファイルなのでウイルスもへったくれもありません)。csvファイルなのでExcelが入ってるPCなら色々遊べる代物です。
B〜S列は1番〜18番人気の騎乗成績で、各列1行目は1着、2行目は2着、18行目は18着の回数を表します。例えば、江田照男は1番人気に2回しか騎乗してない、とかが分かります。
U〜AL列は、人気別に、各着順になったパーセンテージを出しています。U列1行目は、1番人気で1着になった割合を表します。だから各列を1行目から18行目まで足し合わせるとほぼ100になります(四捨五入の関係でズレはあります)。例えば、勝浦は1番人気で10.5%しか勝ってない、とかが分かります。
パーセンテージで遊ぶとしたら、U〜AL列を選択した状態で、「書式」→「条件付き書式」を選択します。「セルの値が次の値より大きい」→「20」で、書式で背景色を赤とかにしてみます。すると各人気で、どの着順が多いかがひと目で分かるようになります。条件は3つまで指定できるので、
図のようにしてやると…、
こんな色の分布が表れます。ほぼ全員が、左上から右下にかけての対角線上に色のラインができるはずです。これは、1番人気は1着に、10番人気は10着に、18番人気は18着になりやすい、ということを表します。人気の数字と着順は相関関係にあるということですね。
Excelの関数を使いこなせる人なら色々できると思いますので、興味のある方は持っていってください。2006年の全開催が終わったら、2006年度完全データとして発表してもいいですが、是非まとめてくださいとかリクエストのコメントが特にいただけなければやらないかも知れません。
この47人平均の1番〜8番人気までの勝率を出してみました。
1番 人気 | 2番 人気 | 3番 人気 | 4番 人気 | 5番 人気 | 6番 人気 | 7番 人気 | 8番 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
32.8% | 18.9% | 14.3% | 9.1% | 8.0% | 6.0% | 3.5% | 2.8% |
当然といえば当然ですが、人気が下がるほどに勝率も下がっていってます。「人気なんて人が作り出したもの」といっても、案外当てになるもののようです。
では、この47人で、1番〜3番人気それぞれの勝率の高い順に並べると誰が上位にくるのか? それぞれ上位10位まで出してみます。ちなみに、規定勝ち数を上回った騎手を対象にしています。規定勝ち数の求め方は、各人気に2日に1回騎乗するものとし、72×0.5=36回騎乗に、1番人気の場合、1番人気の平均勝率をかけたものを規定勝ち数とします。1番人気→36×32.8%=11.8勝、2番人気→36×18.9%=6.8勝、3番人気→36×14.3=5.1勝です。
人気別勝率順位 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
順位 | 1番人気 | 2番人気 | 3番人気 | |||
1位 | 吉田隼人 | 50.0% | 武幸四郎 | 32.0% | 小野次郎 | 33.3% |
2位 | 和田竜二 | 46.5% | 幸英明 | 29.4% | 内田博幸 | 26.5% |
3位 | 吉田豊 | 45.2% | 柴田善臣 | 26.3% | 塚田祥雄 | 25.9% |
4位 | 内田博幸 | 43.8% | 藤田伸二 | 25.2% | 武幸四郎 | 23.8% |
5位 | 武幸四郎 | 42.9% | 川田将雅 | 25.0% | 和田竜二 | 23.3% |
6位 | 小牧太 | 42.5% | 後藤浩輝 | 23.8% | 川田将雅 | 20.5% |
7位 | 北村宏司 | 41.8% | 池添謙一 | 23.1% | 秋山真一郎 | 19.0% |
8位 | 秋山真一郎 | 38.7% | 北村宏司 | 21.7% | 木幡初広 | 18.2% |
9位 | 安藤勝己 | 36.9% | 内田博幸 | 20.8% | 吉田豊 | 17.9% |
10位 | 武豊 | 35.9% | 武豊 | 20.6% | 四位洋文 | 17.7% |
トップジョッキーを差し置いて1番人気の勝率1位は吉田隼人になりました。う〜ん、意外。1番〜3番人気すべてに名前が挙がったのは武幸四郎と内田博幸の2人だけ。この2人が人気馬に乗る時は信頼して良さそうです。
武豊は平均をちょっと上回っただけ、横山典弘や岩田康誠らに至っては名前が挙がっていません。トップジョッキーは人気馬を確実に勝たせるから信頼されて騎乗馬が廻ってくる、と言いますが、実際のところ確実に勝たせている騎手は他にいる、というデータになりました。
さて、このデータを算出した基になったデータファイルをここに晒してしまいます。右クリックで保存してください。中身はcsvファイルです(ただのテキストファイルなのでウイルスもへったくれもありません)。csvファイルなのでExcelが入ってるPCなら色々遊べる代物です。
B〜S列は1番〜18番人気の騎乗成績で、各列1行目は1着、2行目は2着、18行目は18着の回数を表します。例えば、江田照男は1番人気に2回しか騎乗してない、とかが分かります。
U〜AL列は、人気別に、各着順になったパーセンテージを出しています。U列1行目は、1番人気で1着になった割合を表します。だから各列を1行目から18行目まで足し合わせるとほぼ100になります(四捨五入の関係でズレはあります)。例えば、勝浦は1番人気で10.5%しか勝ってない、とかが分かります。
パーセンテージで遊ぶとしたら、U〜AL列を選択した状態で、「書式」→「条件付き書式」を選択します。「セルの値が次の値より大きい」→「20」で、書式で背景色を赤とかにしてみます。すると各人気で、どの着順が多いかがひと目で分かるようになります。条件は3つまで指定できるので、
図のようにしてやると…、
こんな色の分布が表れます。ほぼ全員が、左上から右下にかけての対角線上に色のラインができるはずです。これは、1番人気は1着に、10番人気は10着に、18番人気は18着になりやすい、ということを表します。人気の数字と着順は相関関係にあるということですね。
Excelの関数を使いこなせる人なら色々できると思いますので、興味のある方は持っていってください。2006年の全開催が終わったら、2006年度完全データとして発表してもいいですが、是非まとめてくださいとかリクエストのコメントが特にいただけなければやらないかも知れません。
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