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〔調査〕小倉・芝1200mのデータ

 今週の重賞は2つともいまいち魅力がないので予想しません。馬券も買いません。

 でも何も書かないのもつまらないので、参考データだけでも載せておきます。

 まずは小倉2歳Sが行なわれる小倉・芝1200mのデータを紹介しましょう。

 例によって、「1996年からの10年間+2006年」を対象に全レースの全出走馬をあたったみました。
  • レース数は816レース(1着馬は818頭)
  • 出走馬は延べ1万1712頭(完走馬は1万1693頭)
  • 1度以上騎乗した騎手は263人

 手始めに牡馬・牝馬の平均タイムと「勝ちやすさ指数」を出してみましょう。
牡・セ1:10.761.038
1:10.810.962

 平均タイム差は0秒05。着差にすると1/4馬身しかなく、ほとんど差はないようです。また「勝ちやすさ指数」も大きな開きはありません。

 ちなみに、「勝ちやすさ指数」は以下の数式で求めています。

 (「当該の勝ち馬数」÷「全勝ち馬数」)÷(「当該の完走頭数」÷「全完走頭数」)

 平均は1で、1を超えるほど頭数の割によく勝っていて、1を割り込むほどに頭数の割に勝てていないことになります。(理系の人ならすぐに理解してもらえるかと)

 牡馬・牝馬の差がないので、騎手に注目。小倉2歳Sに騎乗する騎手のリーディング順位を挙げてみましょう。
小倉1200m勝利数リーディング
(1996年〜2006年3回6日)
小倉2歳S騎乗者のみ
順位騎手名騎乗数1着2着
1位福永祐一336戦51勝26回
2位幸英明414戦41勝44回
3位和田竜二363戦31勝33回
4位橋本美純238戦22勝13回
5位池添謙一210戦18勝29回
6位熊沢重文256戦15勝24回
7位太宰啓介228戦15勝16回
8位渡辺薫彦188戦13勝13回
9位石橋守201戦12勝16回
10位野元昭嘉319戦9勝18回
11位川田将雅106戦6勝9回
12位内田浩一200戦6勝8回
13位鮫島良太73戦6勝6回
14位吉永護9戦2勝0回

 1位は福永で、実はこの14人に限らなくても武豊を差し置いて全体1位です。

 次に勝率&連対率の上位5人です。(6位以下は上の表から計算してください)
小倉1200m 勝率・連対率 5傑
(1996年〜2006年3回6日)
小倉2歳S騎乗者のみ
騎手名勝率順位騎手名連対率
吉永護22.2%1位福永祐一22.9%
福永祐一15.2%2位池添謙一22.4%
幸英明9.9%3位吉永護22.2%
橋本美純9.2%4位幸英明20.5%
池添謙一8.6%5位和田竜二17.6%

 吉永が勝率1位になりましたが騎乗数が少ないので参考外。すると福永が実質的に勝率・連対率ともに1位。しかも勝率は抜けています。

 ということで、人気のシルバーストーンに有利なデータとなりました。でも私は買いません。だって馬名が、「色の名前」+「ストーン」って、なんだかホワイトストーンを思い出させるのだもの。
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